寒い朝
今朝は一気に寒くなった。「ひんやり」「肌寒い」を突き抜けてはっきりと寒い。ネットで奈良の朝6時の気温を調べたら8度台で、真冬の昼間くらいだ。
いつも通り6時頃から朝の散歩に出かけた。東の空が朝焼けで染まっていく。
貯水池の横の空き地にキバナコスモスがまだ元気に咲いている。ひときわ目立つ橙色の花。
いつも通らない道を歩くと、線路脇のフェンスにほおずきらしき実が絡まるようになっていた。茶色の実とまだ青い実があるが赤い実がない。ほおずきではないのかと思って画像検索してみると、フウセンカズラだった。
稲刈りが終わった田んぼの中に鳥の姿。見るとケリだ。ケリは自分の縄張り意識が強い鳥だというが、こうやって2羽近くにいるというのは、つがいなのだろうか。写真を撮っているとこちらに気づいたのか飛び立っていった。
屋根の上にとまっているのはハクセキレイ。寒い季節になると、見かける数が増えてくる。
明神山へ
早朝は冷えたが、天気は快晴で気温も上がって来たので、ちょっと歩こうと今日は明神山に出かけた。明神山は王寺町にある山で標高270メートルの低い山だが頂上の眺めがすばらしい。年に1回くらい、たいてい秋の終わりごろに足を運ぶ。
明神山専用の駐車場にバイクを停めると車がいっぱいだった。ちょっと体を動かしてハイキングには絶好の日和だ。登山道入口から山頂まで2キロもなく、頂上との標高差は160メートルくらい。道はハイキングコースとして、ずっと舗装されていていて緩やかな坂が続く。人は結構多かった。ちょっと散歩という感じで犬を連れている人もいた。
頂上近くまで行くと鳥居があり、その向こうに小さな社が見える。
ここには水神社という神社があり、農作業に欠かせない水の神様として、昔から地域の人々から親しまれ、祀られてきたという。由緒ある場所なのだった。
山頂からの景色は四方を見渡せてすばらしい、大阪方面を望む展望台には「悠久の鐘」が設置されていて、なかなかいい。ここに来たら、とりあえず写真に収めたくなるのだった。
頂上では、一人で登られている方や家族連れなど、弁当など食べたりしてのんびりとくつろいでおられた。私もしばらく景色を眺めて写真など撮った後で下山。よく晴れていて、遠く明石海峡大橋が下の写真の方角に見えるはずなのだが、ちょっと分からなかった。