猛暑復活
秋にしてはものすごく暑い。室内での仕事なのだが、昨日昼休みに外に出たらあまりの暑さに驚いた。昨日の奈良の最高気温は34℃を超えていた様子。少し暑さが落ち着きかけたと思ったら、また猛暑復活か。
今日は土曜日。いつもは少し遠出するのだが、家にいなくてはならない用事があるので外出はなし。まあ、今日も34℃くらいまで上がるようなので、その方がいいかもしれない。というわけで、今日のブログは朝の散歩のことだけ。
城跡を散歩
朝の散歩は城跡の方を歩いた。私の地元の郡山城は、続日本100名城に選ばれている。建物は後に復元されたものばかりだが、城の石垣もしっかりと残っており、個人的には100名城に入ってもいいのではと思われるほどだ。
朝の散歩の時は脇の追手門の方から入る。このあたりは春は梅、そして桜が美しいが今の季節は花の色はない。
市民会館の趣ある建物を横目に見て、柳沢文庫の横を通る。そこから天守台のある本丸跡へ渡る極楽橋が2年前に再建された。作られてすぐは欄干が赤々としていたのだが、今は色も落ち着いて風景に溶け込んでいる。
極楽橋を渡ると本丸跡だが、そこに柳沢神社という神社がある。郡山の城主は江戸時代中期からは柳沢家となり、この神社は明治初期に創建された神社で、祭神は初代藩主吉里の父柳沢吉保である。私が子どもの頃、テレビの時代劇で吉保が悪人として登場することが多かったので、地元の人間としては複雑な気持ちだった。
神社の奥に天守台がある。ここも数年前に整備され落下防止の手すりが取り付けられた。安全面を考えるとしかたないのだろうが景観は昔の方がよかった。
天守台の石垣の間には、さかさまになったお地蔵様が埋め込まれており、これは「さかさ地蔵」という名で知られている。これは転用石といって、築城の際、石が不足したため、様々なところから石材を調達してきたためらしい。
天守台の上には展望台があるのだが、ここは朝7時にならないと上れないので、周囲をぐるりと回って正面の竹林門から外に出た。
この後、城跡の石垣を右手に見ながら歩くと公園が見える。公園に沿って進み、鷺池という、冬にカモの群れでいっぱいになる堀の横の遊歩道をもどるという散歩コース。40分くらいでいい運動になる、先週はこの池にサギの大群がいたのだが、今朝は1羽もいなかった。