ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

初秋の大和高原へ

日曜日の朝

 明日が休みなので今日は3連休の中日ということになる。相変わらず夜も暑くて快適な目覚めとはいかない。朝の散歩はいつもの短めのコース。いつの間にか田んぼの稲穂も実っている。稲刈りはまだ半月ほど先だろう。

田んぼの稲穂もふくらんで

 貯水池にはこのところサギが増えていたのだが、今朝は1羽も姿がなかった。池の横に廃屋になりかけたような納屋があり、そのまわりに小型ひまわりといった感じの黄色い花が咲いている。キクイモだろうか。アラゲハンゴンソウとキクイモは似ていてまり区別がついていない。

納屋の前のキクイモの花

 マルバアサガオの花が、太い電線を伝って開いている。

マルバアサガオ

山の方へ

 昨日は一日中家にいたので、今日は少し遠出することにした。相変わらず暑いので、ちょっと涼しい山の方へ。名阪国道横の側道から大和高原の方に向かい、曽爾のあたりを目標にバイクを走らせる。山の方では田んぼの稲が黄金色になって穫り入れ間近という感じだ。彼岸花が路傍に咲いていた。

彼岸花もそろそろ

 曽爾に向かう途中で、平成榛原子供のもり公園に寄ってちょっと歩いた。連休中とあって、駐車場に車が多く停まっていた。公園の建物の中にステゴザウルスの大きな工作が展示してあった。説明を読むと、「室生子ども園」の子供たちの製作したものだとか。

ステゴザウルス

 公園の芝生広場を宇陀川にそって歩いた。キャンプ場のようなところにはテントがいくつも張ってあり、その向こうではバーベキューを楽しむ家族連れもいる。バーベキューいはちょっと暑い気候だが、楽しそうにやっておられた。

バーベキューを楽しむ人たちが

 彼岸が近いというのに、まだセミガ鳴いている。ツツツクボウシの声に少しミンミンゼミが交じる。まだまだ夏が残っている感じがする。

ツクツクボウシ

 平成榛原子供のもり公園を出て、曽爾の方に向かった。気温は奈良盆地よりも3℃くらい低い感じで、気持ちがいい。いつもは曽爾高原からみつえ高原牧場の方に抜けるのだが、今日は屏風岩公苑のほうに向かった。屏風岩は名の通り、屏風を立てたようにそびえる奇岩で、そのふもとに屏風岩公苑がある。屏風岩は近くで見ると下の写真のように見える。

屏風岩

 屏風岩を右手に見ながら草むらを歩くと、左手の方に見晴らしがいい場所がある。かなり標高が高いので、遠くの山々の重なりがススキの向こうに見えて、いい景観だ。ここに来るのは初めてではないが、いつも見入ってしまう。

ススキの向こうに山々の連なり

 屏風岩公苑を出た後は、香落渓(かおちだに)の方に向かった。香落渓は切り立った岩壁の下、青蓮寺川の急流が岩に砕けて流れる絶景の場所だ。写真を撮るが、迫力ある水の流れは、なかなかうまく写ってくれない。

香落渓

 

 その途中にある小太郎岩は、紅葉の名所でもあるが、もちろんまだその季節には早い。香落渓、青蓮寺湖を抜けて名張の方から帰路についた。

小太郎岩