雨の日曜日
天気予報通り朝から雨がしとしと降っている。どこにも出られないなと思っていると、7時頃から1時間ほど雨のやみ間がありそうなので朝の散歩に出かけた。城跡から堀端の道というコースを歩く。花のあまりない季節で写真に撮るものもあまりないが、目についたものをいくつか紹介。
堀端の桜の木には雨模様とあってカタツムリが何匹もいた。大きなカタツムリと小さなカタツムリ。
公園は、花のない季節なので緑に包まれている。この公園の風景は、私の子どもの頃からほとんど変わっていない。この石碑も昔のままだ。
スズメを接写。どこにでもいる鳥なので、カメラを向けることはあまりないが、アップにするとなかなかいい色をしている。
町を歩いていると、軒下にツバメの巣。ちょうど巣立ちの時期で、飛び立つ間際のヒナが押し合いへし合いしている。
前にサボテンの花が同じ時期に咲いていた家の前で、半月遅れで前に咲いていなかった鉢の花が咲いていた。サボテンの花は突然咲いてすぐにしぼむのだった。
斑鳩へ
午前中は雨も降っていたが、午後になって上がり晴れ間も出てきたので少し外出、斑鳩方面に出かけた。月1くらいで足を運ぶ家からバイクで15分の場所の一つ。法輪寺の駐車場バイクをとめると、アラゲハンゴンソウが群生していた。この花はちょっとヒマワリモドキといった雰囲気がある。
いつも通り、斑鳩溜池方面に向かって歩いて池の周りを一周。池には水鳥は一羽もおらず、歩いている人もいない。
法輪寺近くの集落の路上に猫が1匹。尻尾のふわりとした、白っぽい猫。
法輪寺前から法隆寺の方向に歩道を歩いた。法隆寺まで歩いて近辺を散策すれば結構な運動になるが蒸し暑いので途中で戻った。歩道の脇にはヒマワリが咲いていた。少し色が薄めのヒマワリだった。
程の横には墓地があり、墓参りの人の姿は見えなかったが、猫が1匹昼寝をしていた。かなり毛割れした、老猫と見えるトラ猫だった。
吉田寺
今日は帰りに吉田寺(きちでんじ)に寄った。法隆寺のあたりから25号線を西に1㎞ほど進み左手に曲がった所にある。奈良県に住んでいても、行ったことのない寺社は多く、ここもその一つだ。ここは「ぽっくり往生の寺」として知られている。
山門の横の掲示板に杉田久女の「蝉涼し汝の殻をぬぎしより」というがはってある。季節によってはりかえるのだろう。
天智天皇の勅願により創建されたとされているので歴史は古い。下の写真は重要文化財の多宝塔。
境内はそれほど広くないが、本堂に入ると広く本尊の阿弥陀如来像も大きい。さすがにまだぽっくり往生を願うには早いので、無病息災くらいにして、手を合わせてきたのだった。