ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2023年 梅雨時の風景 ~ 天王寺界隈

雨模様

 昨日が木曜で仕事休みの日だが、出勤したので今日が代わりに休み。したがって3連休になるのだが、週末の天気はいまいちのようだ。朝起きると空は曇り空。明け方近くまで雨が降っていた様子だが、今は降っていないので朝の散歩に出かける。田畑の中の道は昨日からの雨で濡れている。

雨の後

 電線に小鳥が4羽。やけに体をくっつけあってとまっていると思ったら、ツバメだった。巣立ったばかりのツバメの兄弟(姉妹)たちだろうかと勝手な想像。

ツバメたち

 散歩コースの壁際に咲いているウキツリボクの花。今朝は雨粒がついて、普段より色鮮やかに見えた。

雨に濡れたウキツリボク

 踏切の横にある枇杷の木。1週間ほど前にも写真を上げたが、少し実の色づきが進んできている気がする。

枇杷の実

 下の写真は一昨日くらいの朝の散歩の時に撮った公園のヤマモモの実。なったかと思うとそう日が経たないうちに、すぐにポロポロと地面に落下していく。

ヤマモモの実

天王寺界隈を歩く

 今日は天気が持ちそうだったので、JRで外出。天王寺界隈を歩いた。このあたりは大阪の都市部の中でも好きな場所で、年に1回くらい特に用事がなくても歩きたくなるのだった。

 天王寺で降り、天王寺公園を抜けて新今宮方面に歩く。このあたりは、昔は芝生にホームレスが寝そべり、路上カラオケに人々が興じているディープな場所だったのだが、今は随分小ぎれいになっている。ただ、裏通りにはまだ昔の面影が残されている。今日は美術館の横から和気橋を渡り、茶臼山の方に歩いてみた。

和気橋

 茶臼山は、大坂冬の陣で徳川家康、夏の陣で真田幸村の本陣があった場所として知られている。旧跡だけあって、訪れる人がぱらぱらといる。横のベンチで寝そべっている人がいるのは天王寺らしい。

茶臼山

 そこから美術館の方に戻り、新世界の方面に向かう。下の写真の場所からの眺めもなかなかいい。右手には新世界のシンボルである通天閣がそびえている。そして新世界に入る手前に天王寺動物園の入口がある。私は動物園、水族館、植物園など生物系の施設があると入ってみたくなる。今日も横を通った時、ふいに動物を見たくなり、入ってきた。(動物園編は、また別の日に)

通天閣が見える

 新世界は、平日の昼間だがまずまずのにぎわいだった。やはりコロナが収束して人も戻ってきたのだろう。動物園もそうだったが、周りから韓国語と思われる声がよく聞こえてきたので、外国からの観光客も回復してきたのだと思った。

新世界の大通り

 私はあまり目的を決めずにぶらつくのが好きなので、日本橋のでんでんタウンの方まで少し歩き、それから新今宮の方に戻った。下の写真は阪堺電車のホーム。

阪堺電車新今宮駅前

 新今宮駅を過ぎて、大通りを渡って入ったところが西成のあいりん地区と呼ばれる地域になる。天王寺に来た時は、いつもこのあたりにも寄っていく。下の写真は旧あいりん労働福祉センターの1階部分。この町のシンボル的な建物だったが、4年前に建て替えのために閉鎖された。ただ、立ち退きに反対する人々が今でも占拠している状態が続いている。

 ひとしきり街を歩いて、帰りは新今宮からJRで帰宅した。

旧あいりん総合福祉センター