月曜日の朝
週初めの朝。少し肌寒く、空には薄く雲がかかっている。明日から天気は下り坂らしい。
朝の散歩は町中から裏通りを歩いた。家の塀から白い花がのぞいている。ジャスミンの花のようだ。
散歩コースにある施設の前のプランターには先週までチューリップが植えてあったが、今朝見ると植え替えられていた。チューリップはひと月くらいだった。
塀ぎわに生えているウキツリボクの赤い色が鮮やかになってきた。花期の長い花なので、このまま秋まで咲き続けるのだろう。
柿博物館へ
ここからは先週土曜日の話です。
五條新町に行った帰りに、柿博物館に寄ってみた。これは予定通りの行動。1年半前にこの方面に来た時も、帰りに柿博物館に寄ったのだが、その時は建物の改修中とかで、あのユニークな外観を見ることができなかったのだ。
五條新町を出て吉野川を越え、十津川方面に向かう道を進むが、途中で左に曲がっていくと一の木ダムに出る。このダムは五條市の柿園に灌漑を行うための水源として作られた農業用利水ダム。このあたりの景観もいいが、人の姿はあまりない。
ダムからさらに上り坂になった道を進むと柿博物館が見える。今回は改修工事も終わり、柿を模したあの建物の外観を拝むことができた。
ここは果樹、薬草研究センター内にある施設で、五條の特産物である柿の栽培、利用の歴史と現状を広く一般に公開することをに開設されたという。できてから約30年になる。中に入ると、柿関係の資料が展示してある。これは東大寺長老の清水公照という方の書。端的に「柿」。
工芸品の柿がとてもよくできていた。「古布の干し柿」という題がついていた。
柿の実がなる季節ではないので、今の時期は見本の展示。ただしよくできている。シーズンの真ん中の10月後半になると、200種類ほどの現物の柿の実が展示されている。これらは博物館近くにある研究センターの柿畑で栽培されていると受付の方が言っておられた。
生の柿の実はなかったが、干し柿が壁に下がっていた。これも博物館だけあって、品種がちゃんと上に示されている。
上の写真は普通サイズの干し柿だが、横にミニサイズの干し柿。これはマメガキという外来種。横の普通サイズのものと比べるとその小ささが分かる。
柿博物館を出た後、帰り道に明日香あたりに寄って行こうと思っていたのだが、気温があまり上がらず予想より肌寒かったので、そのまま帰路に就いた。60を超えると、あまり無理はいけない。