ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2023 春の風景 ⑫

投票日

 今日は統一地方選で、市議会議員の投票日だ。朝の散歩に6時半頃から出かけて、帰りに投票して帰ることにする。天気はいい。雲一つないというのは快晴の日につける枕詞だが、まさしく雲一つない青空。

雲一つない青空

 散歩コースに青いアヤメが咲いていた。青い花というのは花の色の中ではどちらかといえば少数派に属する。ぱっと思いつくのはアヤメ以外ではツユクサ、紫陽花、アサガオ、藤あたり。あまり共通点はない。しいて言えばこれからの季節の花。

アヤメ

 投票所は近所の小学校だ。2週間前の知事選挙の時はまだ少し桜が残っていたが、もう完全に青葉になっている。小学校の校舎の塀に、昔の卒業生の卒業制作らしきパネルがとりつけてあった。平成2年度卒業生とあるので、もう40代半ばになっている方々の作品だろう。卒業後何十年か経って、母校でこういうものが見られるのはいいものだ。

昔の名残り

 校門を出ると、いつも仕事の行き帰りに通る公園。ハナミズキのピンクの花が、青空によく映えていた。

ハナミズキ

大和民俗公園

 今日は近場で少し歩こうと、バイクで15分くらいの大和民俗公園にでかけた。いつもの通りぐるりと一周。ツツジがかなり開花しているかと思ったが、まだ咲き始めという感じだった。冬場に改修中だった古民家の屋根がきれいに葺き替えられ、やけに色が新しくなっていた。こういう建物の維持も手がかかるのだろう。

屋根が葺き替えられた古民家

 4月初めに来た時これから開花といった様子だった八重桜は完全に散っていた。私が訪れていなかった3週間の間に、咲き始めて満開になって、散るというサイクルがすっぽりと入っていたことになる。藤棚の藤の花はきれいに咲いていた。

藤の花

 散策路の手すりの上にトンボがとまっていた。シオカラトンボというやつだ。近寄って接写。

シオカラトンボ

 大和民俗公園を出て、矢田寺へも寄った。足を延ばしてというほどでもなく、バイクで10分以内で行ける。

新緑の中の矢田寺

 大和民俗公園ではツツジがまだあまり咲いていなかったが、矢田寺のツツジはほぼ満開だった。開花時期でいうと1週間ほどの違いがあるのだろう。すぐ近くの場所なのに不思議なことだ。

お地蔵をツツジが彩る

 本堂にもお参りしてきた。少し前に善光寺で話題になったが、矢田寺の賓頭盧尊者像は無事、座っておられた。それにしても、いくら早朝とはいえ、善光寺のような参拝客の多い寺でよくこれだけのものを担いで持ち出せたものだと、妙なことに感心したのだった。

賓頭盧尊者像(びんずるそんじゃぞう)