ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

天理から帯解を歩く

立春の朝

 今日は立春。立春といってもまだ気候は真冬だが、春の気配をほのかに感じる頃でもある。日没は明らかに遅くなっているし、梅の花も開いてくる。

 土曜日なので、朝7時20分頃から散歩に出かけた。天気はよく、朝の光の中の歩くのは気持がいい。池には薄く氷が張っていて、気温は低いようだ。

朝の風景

 目の前の線路を近鉄特急が走り抜けていく。いつもは乗客が少ないのだが、ほぼ満席の感じだった。あとで写真を見ると前の行先表示に鳥羽とあった。団体旅行だろうか。鳥羽はいい場所で、日帰りでふらりと行って歩くだけでも気持ちいい。

鳥羽行き特急

天理から帯解へ

 今日は先々週に続いて、近鉄のハイキング企画に乗っかることにした。ハイキング情報によると天理駅集合で、帯解まで10㎞。しっかり歩くコースだ。前にも書いたが、「近鉄ハイキング」は参加料無料で、集合場所に行ったら地図をもらい、地図にしたがって各自で歩いて行くというゆるい企画だ。ゴールが酒蔵で振舞酒があり、抽選で景品も当たる。

 午前10時から10時半までの間に天理駅で集合とのことだったので10時少し前に天理に着く電車に乗った。天理駅構内にはストリートピアノが設置してあった。去年から置かれているとのこと。

天理駅のストリートピアノ

 改札を出ると、すでにかなりの人が集まっていた。列に並んで地図を受け取ると番号が677番。少し早めに受付は始まっていたようだ。今回も参加者は千人を超えていたようで人気の企画なのだろう。

天理駅前に集合

 コースは天理駅からスタートして、北東のほうに向かって行く。よろず病院の前を通って、東の山の方に道を上って行く。前回の橿原のときは橿原神宮から神武天皇陵、今井町、おふさ観音とところどころにポイントがあったが、今回はゴールまでひたすら歩いて行くという、まさにハイキングコースであった。参加者は、私と同じくらいか年上のかたが大半だった。

ひたすら歩く

 道は名阪国道の下を通って白川溜池の方に向かう。白川溜池はバイクで山の方に行く時、いつも帰りに立ち寄る。ここまできて、やっとコースの半分弱。

白川溜池は奈良県の四大溜め池の一つ

 白川溜池を抜けてから、道は天理大学のグラウンドの横を山の方に進み、そこから北の方に向かう。田舎の田園風景の中を歩く感じで、別に名所旧跡があるわけでもない。無名の風景と言う感じだ。

里山の田園風景が広がる

 右に曲がったら正暦寺の方に向かうあたりで、今度は西に戻る方向に歩いて、国道169号線を渡り、JRの線路を越えて、最終ゴールの豊澤酒造に到着。前回と同じように振舞酒を一口いただいた。

 

ゴールの豊澤酒「豊祝」

 帰りは帯解駅からJR列車に乗った。帯解は「おびとけ」と読む。この線は、万葉まほろば線(桜井線)だが、読みにくい駅名が多い。「京終」「櫟本」「長柄」「巻向」など、奈良県民でなければ無理か。知らない人は試しに読んでみてください。(正解は下の写真の下)

JR帯解駅

☆正解は「きょうばて」「いちのもと」「ながら」「まきむく」