ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2023 早春の風景⑤

椿の花が咲く季節

 今日は木曜で仕事休みの日。好天で気温も上がるという予報が出ている。朝の散歩は城跡から堀端の道というコース。休みの日に通るコースだが、この前の土日は近鉄のフリーきっぷで朝早くから出かけたので、10日ぶりくらいになった。この前は城跡のしだれ梅がみごとに満開だったが、すっかり散ってほぼ枝だけになっている。10日も経つと自然の姿は大きく変わるものだ。

梅の花も散って

 代わりに、椿があちらこちらできれいに咲いていた。あまり椿の見頃というのは意識したことがなかったが、ちょうど今頃なのだろう。

椿の花の季節

 城跡にも、城跡を少し過ぎた公園にも咲いていた。色々な品種があるものだ。上の写真のような花びらが多い重厚感のあるものが椿のイメージだったが、色も形もいろいろなものがある。下の写真は花びらの少ない小ぶりの花。

引き締まった感じの赤い花

 椿の花の色は赤と白の印象だが、ピンクの花もある。花だけを見ていると、バラのような感じがする。

ピンクの椿

 赤い花びらに真ん中が白というツートンカラーのような花も咲いていた。

こんな色も

 カモのいる堀では、まだヒドリガモが20羽~30羽ほど残っていた。渡り鳥だが、3月いっぱいくらいまではいるのだろうか。オオバンも相変わらず、カモの群れに交じって泳いでいた。

ヒドリガモ

室生の方へ

 暖かくなってきたので、冬場は行けなかった山の方に足を運んでみた。特に行先は決めず、名阪国道横の側道から上り、気分で行先を決めることにする。途中で白川溜池にちょっと寄ってみた。ここでは梅の花がまだ満開に咲いていた。

白川溜池の梅の花

 山道を上っている間に、室生方面に行くことにした。曽爾、御杖に向かう国道369号線に出て走ると、ツーリングの大型バイクが追い越していく。バイクで走っても寒さは感じず、いい気候だ。さすがに曾爾まで行くと遠いので、平成榛原子供のもり公園が見えてきたところで園内に入って散策。絵にかいたような青空が広がり、白い雲が浮かんでいる。

公園館に向かう通路

 公園から宇陀川を眺めながら歩いた。もう少し上流になると室生ダムがある。この前来たのは11月の紅葉の季節で、駐車場の横にモミジバフウがきれいに色づいていたのだが、すっかり葉を落として、違う木のようだ。桜はまだつぼみにもなっておらず、花の色はほとんど見えなかった。

もう少し歩くと室生ダム

 子供のもり公園から国道を少し走り、佛隆寺に寄ってきた。このお寺は、山門の入り口に賽銭箱があり、入山料200円を各自で入れるようになっている。財布を見ると小銭が100円しかない。お参りして、庫裏でベルを鳴らすとお寺の奥さんが出てこられたので、そこで払ってきた。留守でなくてよかった。

入山料は賽銭箱へ

 佛隆寺の裏から出ている山道を行くと、室生寺へ出るという表示があった。この道を通るのは初めてだったが、行ってみると、室生山上公園芸術の森の横に出た。そこから室生寺の横を抜け、大野寺の近くにバイクをとめた。宇陀川の眺めがいい。ここものんびり歩いて、帰りはまた山の中を通って帰路についた。のどかな一日だった。

大野寺近くの宇陀川の眺め