ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

近鉄電車フリーきっぷの日帰り旅 2023春 ~ おまけ

おまけの1日に名張に

 近鉄のフリーきっぷで土日でかけ、月曜も一応休みをとっていたのだが、天気は雨予報。朝からかなり降っていたので、1日休息と思ってのんびりしていたら、9時頃には雨がやんでいた。そうなると、せっかくきっぷが1日分余っているのに使わない手はないと思い、電車に乗った。

 10時過ぎに出たので、あまり遠出もできないが、とりあえず橿原線の八木で乗り換え三重方面へ。予定のないおまけの1日なので、乗った電車が名張行きだったことから名張で降りた。

 とりあえず、駅の周辺から町を歩く。私はあまり予定を立てずに、初めての町を歩くのは結構好きなのだ。名張は江戸時代に初瀬街道の宿場町であったので、古い町並みがまだ少し残っている。武家屋敷や町家など公開しているが、月曜で閉館だったのが残念、予定を立てずに来るとこういうこともあるが、しかたない。

休館日

ここも休館日

 町を歩くと古い店がつぶれずに営業しているというのも、こういった町のいいところで、のんびりした気分になる。

古い店が残っている

 町の中に、大きな鳥居と神木めいた松の木が立っている。これは神社の参道の入口にあたる場所のようだが、初めて見ると、交差点にいきなり鳥居が出現したように見えるのだった。

交差点に大きな鳥居

 やけに寺が密集している地帯があったり、色鮮やかな鳥居が立つ小さな稲荷神社があったり、歩いていて飽きない町並みだ。

赤い鳥居が色鮮やか

 少し歩くと、まだ駅前からそう離れていない場所なのに、いきなり牛小屋があったりして、なかなか懐の深い町だと思ったのだった。

牛小屋が出現 かわいい子牛もいる

江戸川乱歩生誕の地

 名張は江戸川乱歩生誕の地で、私は乱歩の本はかなり読んでいたのだが、知らなかった、あるいは聞いたことがあったが忘れていた。町の中に乱歩生誕の地という碑が建っているのだが、これが結構見つけにくい場所にある。さすが推理小説の巨匠、記念碑もすぐに発見させてくれない。

江戸川乱歩生誕の地

 なお、駅前には乱歩の銅像が建てられているが、これは幹線道路の脇で分かりやすい場所にある。銅像の色合いや手の様子は違うが、なぜかケンタッキーのカーネルサンダースを連想してしまったのだった。

 おまけ編はこれくらいで。

駅前の乱歩像