天保山から咲洲へ
土曜日の続きです。
天保山マーケットプレースから、海沿いに散策。だんだんと空も晴れてきて景色がいい。なかなかしゃれた感じの船が見える。どんな船なのだろう。
さて、少し引き返して大阪メトロの大阪港駅に向かう。ここから対岸にある咲洲までは海底トンネルが通っており、車や鉄道で行き来できる。咲洲は人工島で、アジア太平洋トレードセンター(ATC)などの大規模施設が集まっている。ただ、このあたりは大阪市がバブル期に開発を進めたが、バブルが崩壊し開発計画が頓挫した場所でもあり、何か哀愁漂う場所でもある。
コスモスクエア駅で降り、海沿いの道に出た。ここからの眺めもいい。ずっと海岸沿いに歩いていくことにする。
海岸沿いの遊歩道は、釣りをする人などでにぎわっていてのどかな雰囲気。この日は絶好の日よりだった。
この建物は「なにわの海の時空館」。2000年に開業した、海洋をテーマとした海事博物館だったのだが、不人気で赤字続きのため12年で閉館となっている。
海岸沿いの遊歩道から、元の広い道路に戻り、次に目指すのは野鳥園。ここは20年ほど前、子どもが小さい時に来たことがある。歩いている途中、道路脇に印象的なオブジェがあった。下に「白鳥賛歌」という題名と、重岡健治という作者名が刻まれている。以前来た時には気が付かなかった。
野鳥園
さて、野鳥園だが、1983年に開園した施設である。緑が多い園内だが、野鳥が園内を飛び回っているわけではない。園内にある人工干潟(ここには立ち入り禁止)に集まる渡り鳥を、展望塔から観察するというのが中心だ。
園内に入ると、やはりさびれた感じが強い。場内の案内板なども文字が消えたままになっていたりする。展望塔はどうなっているのだろうと思いながら歩いた。
展望塔の中は、野鳥観察の人でにぎわっていた。15人くらいはいただろうか。干潟が離れた所にあるので、ほとんどの人が自前の立派なカメラを持参しておられた。これからの季節が野鳥観察のシーズンなのだろう。
私もポケットから愛用のコンパクトデジカメを取り出して撮ってみたのだが、いかんせんこのカメラでは、倍率を上げるとクリアな写真にはならない。こういう場所では、性能のいいカメラを持ってきたら楽めるのかと実感したのだった。
とりあえず、3枚ほど紹介。いちばん上はシギの仲間だろうか。2番目は何か分からない。3番目はうちの近所にもよくいるダイサギか。館内の案内を見ると、かなり多くの種類の鳥が観察できるようだった。
☆其の三に続きます!