自然文化園の紅葉
一昨日の続きです。
そろそろ紅葉を見ようと、太陽の塔を正面に見て左側の、自然文化園の紅葉渓のあたりに歩いていった。なお、今は万博記念公園は「紅葉まつり」の期間中で、夜間ライトアップなどされている模様。
少し歩いたところに紅葉があった。何やらそこで撮影会のようなものをやっていて、紅葉の下に立つモデルの女性を7,8人くらいで撮影していた。終わるのを待って、私は紅葉だけを撮った。
かなり濃い赤の紅葉がぶ厚く茂っている木もあった。なるほど、下に人物がいて撮影するには、上の写真の場所の方がいいのだろう。
通りを歩いていると、向こうから汽車がやって来る。森のトレインという乗り物で、風景を楽しみながら園内を周遊できるようだ。親子連れが何組か乗っていた。この前大阪城公園でも同じような乗り物が動いていたのを思い出した。
さらに歩くと、もみの池と言う池がある。ちなみに、下の写真の池の周りに生えている木は、モミではなくメタセコイヤらしい。
もみの池のすぐ向こうに自然観察学習館という施設がある。公園の豊かな自然の姿を写真やイラストで紹介したり、また標本だけでなく、生きた魚や昆虫も飼育されているなど、なかなか充実した施設だ。そもそも万博記念公園は、大阪万博の跡地を「緑に包まれた文化公園」にするという方針で整備されたもので、今思うと大英断だったと思う。
自然観察学習館を出たところの木々も美しく色づいていた。もみじだけでなく、自然の中の様々な木がそれぞれ色づいているという感じだった。
紅葉渓
さて、そこから少し歩いたところが、紅葉渓、もみじの池、もみじの滝などというネーミングからも分かるように、自然文化園の紅葉の中心にあたる場所だ。この日は立派なカメラで紅葉を撮影している人もたくさんいた。
いいカメラで、いい腕でとったらさぞかしすばらしい写真になるだろうという景色だったが、やはりいまいちだ。特に、紅葉の中で滝が流れ落ちているところは、もう少しなんとかなりそうなものだが。とりあえず2枚ほど。
紅葉渓のあたりから、ソラード(森の空中観察路)といって、幅1メートルほどの橋が空中にかかって続いている。上って進んでいくと、突き当りの所に展望タワーが立っている。頂上は高さ19メートルあり、眺めがいい。
展望タワーを下りて、さらに歩いて行った。公園はかなり広く、道も枝分かれしている。紅葉はあまり見えなくなってきたが、細い川が流れ、鳥がさえずっている。エナガが群れていた。
桜の白い花が咲いていた。これは十月桜といい、秋咲きの品種。案内のパンフレットを見ると、10月から春先まで咲いているらしい。なかなか息の長い花だ。
☆其の三に続きます!