ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2022 秋の風景 ⑨

日曜日の朝

 昨日のブログの続きは明日にします。(平日は書くことが少ないので)

 日曜日の朝。起きて庭を見ると、地面が濡れている。夜中に雨が降ったのだろうか。6時過ぎから朝の散歩に出かける。城跡から、公園を抜けて、堀端の道を通るコースを歩いた。

 城跡のあたりの柿の木が実をつけている。特に収穫することもないようなので、鳥のいいごちそうとなっている。光の加減ではっきりと見えないが、シルエットからヒヨドリとメジロが主のようだ。木によって、ヒヨドリが集まっている木とメジロが集まっている木が分かれている。ヒヨドリはかなり体が大きいので、小さな鳥はいっしょだと居心地が悪いのだろう。

柿の木にメジロ

 秋の色というと、やはり赤い色が目につく。松の木に這っているツタが、きれいに色づいていた。蔦紅葉と呼ぶらしいが、ツタにも秋に赤くなるものと緑のままのものがあるらしい。

蔦紅葉

 公園を歩いていると、上からボトリと音がして何かが足元に落ちる。見るとイチョウの木があって、銀杏の実が落ちているのだった。地面にもかなり転がっている。もうそんな季節かと言う感じ。

銀杏が地面に

 堀にそろそろ冬の渡り鳥が少し来ているかと思ったが、まだのようだ。いつものカイツブリがいるだけだった。堀端の道を歩いているとキジトラの猫が1匹。以前よく見かけていたやつだろうか。

キジトラ猫

 踏切のところでは、まだコスモスガ咲いていた。なぜかこの踏切に差しかかると、遮断機が下りる。というわけでまたコスモスと近鉄電車の写真。コスモスも一時に比べるとちょっと花が減ったようだ。

コスモスと近鉄電車

西の京へ

 昨日はかなり歩いたので、今日は午前中小一時間ほど近場で散策しようと思い、西の京のあたりを歩くことにした。西の京は近いがあまり行かない。過去のブログを見てもだいたい季節に1回という感じだ。

 今日は秋篠川の横を歩き、尼ヶ辻の垂仁天皇陵のあたりまで行き、唐招提寺から薬師寺付近まで戻るというコースを歩いた。秋篠川にはカモが泳いでいた。いつも見るカルガモと、少し小ぶりのカモが2羽いる。茶色い羽の下から緑色の羽がのぞいている。渡って来たコガモの雌だろうか。

コガモの雌

 垂仁天皇陵の横を歩く。このあたりは田畑に囲まれていて、季節の花も咲きのどかな雰囲気だ。

垂仁天皇陵

 すぐ横を近鉄の線路が通っているが、あまり見慣れない電車が通って行った。白と青のツートンカラー。後で調べると伊勢志摩行の特急列車「しまかぜ」らしい。

しまかぜ

 薬師寺の近くまで行き、いつものコースで写経道場のところを通る。ここから見る薬師寺東塔が好きなのだが、今日は逆光気味であまりきれいに写真に撮れなかった。この敷地内に慈恩院という建物があり、春先は梅がたいへんきれいに咲いていた。秋の青空の下でみてもなかなかいい。

 11時頃になると日差しの下では暑いくらいになってきたので帰宅した。

慈恩院