お盆の朝
今日から、いわゆるお盆の期間に入った。いつも通り朝の散歩に出かけるが、普段の土日と犬の散歩に来ている人の顔ぶれが少し違っている。帰省して、実家の犬と久しぶりに散歩という人もいるのだろうか。
あれほどうるさかったクマゼミの声がほとんどなくなり、今朝は草むらからコオロギの声も聞こえてきた。少しずつ季節は動いている。
干上がった貯水池の土の上にハクセキレイが1羽。背中が灰色である。この鳥の夏羽は背中が黒々としていると思っていたが、メスは夏でも背中が灰色だということを最近知った。どちらにせよ白い鳥ではない。名が体を表していないのである。
用水路の中にある枝状の草の上にツバメがとまっていた。変なところにいるなと思ってカメラを近づけても飛び去らない。見かけからは分からないが、かなり体が弱った鳥なのだろう。ツバメは渡り鳥だが、どこで生を終えるのか。
線路脇のガマの穂が成長している。4日前に紹介したのは、ヒメガマだったが、これは普通のガマ。こちらのほうが本物という感じがする。
大和民俗公園へ
今日は台風の影響で大気が不安定とのこと。朝のうちに少し降り、やんだもののいつ降るか分からないので、近場で外に出ようとバイクでひと走りの大和民俗公園に足を運んだ。着くと晴れてきて、雨で地面が濡れている上に日が照り付けたので蒸し暑かった。散策路を歩くと花壇に植えてあるヒマワリが花を咲かせていた。馬見丘陵公園のひまわりフェアのような催しも色々な種類が見られていいが、こういった普通のヒマワリもなかなかのものだ。
古民家のあるあたりを歩いたが、普段の土日より人は少なかった。古民家の石垣の前に一輪だけ百合の花が咲いていた。同じ花でも、周りの景色との関係で、妙に引き立って見える時がある。
あまり蒸し暑いので熊五郎狐の像がある休憩所でひと休み。熊五郎狐の像は訪れる人が飾り付けをして、今風になっている。
民俗博物館
今日は久しぶりに民俗博物館に入ってみた。常設の展示は変わらないが、特別展は入れ替えがあり、今はスポット展として「戦時下の暮らし」をやっていた。ここは常設展も充実していて、入ると落ち着いた気分になる。入館料も200円(JAF割引150円)とお手頃だ。
帰ろうと思った頃、木立に鳥が数羽さえずっているが見えた。スズメより少し小さい感じだった。何枚も撮ってみたがうまく写っていない。いちばんましだったのが下の写真だが、下からのアングルなので分かりにくい。小さくて白っぽい鳥なので、エナガということにしておく。