青春18きっぷ
青春18きっぷを買ったことを7月6日のブログで書いたが、いよいよ利用期間に入った。私は土日と木曜日が休みなので、夏季休暇のうち1日を明日の金曜日にとった。4連休にしておき、まずこの4日で1回か2回は日帰り旅をしようという心づもりだ。荷物は小さなショルダーバッグに入るくらいのもの。昨日帰りに本屋に寄って時刻表を買った。スマホで検索はできるがやはり時刻表がないと気分が出ない。それと文庫本を2冊。本は列車に長く乗る時の必須アイテムである。後は財布、スマホ、愛用のデジカメキャノンIXY650、ペットボトルケース、予備のマスク、それくらいだ。きっぷを忘れては話にならないので、これもバッグの中に。コロナ患者は激増しているが、人が密集する土地には行かないので大丈夫だろう。
舞鶴へ
1回目の旅の行き先は舞鶴。ここは今までに2、3回来ているが、私は一度訪れた場所に何回も足を運ぶのが好きだ。観光客が押し寄せる場所ではないが、なんとなく好きな土地があり、その一つなのである。
私の最寄駅はJR郡山駅で、これは奈良の隣駅にあたる。ここから東舞鶴に行こうとすれば、早朝に出ても11時4分着になる。奈良始発の京都行なら9時過ぎに着けるのだが、大和路線の始発に乗ってもその列車に間に合わない。11時4分着なら行く経路は2つあり、奈良から京都に出て山陰線で行く方法と、大阪に出て福知山線で行く方法。出だしの方向は反対なのにゴールは同時刻になる。私は鉄道マニアではないが、時刻表を見ると発見がいくつもあり、スマホの検索では見えてこないことも多い。
6時頃の大阪方面行に乗る。乗客は多く通勤の方が大半だ。大阪で丹波路快速篠山口行に乗り換え、少しゆったりした雰囲気になる。持ってきた文庫本を読みながら車窓にも目をやる。やがて篠山口駅に到着。
篠山口駅
ここでは待ち時間20分くらいだが、改札の外に出てみる。ホームの横にやたらと線路の本数が多い。跨線橋に古いピアノが置いてあるのがしゃれていた。
福知山
丹波篠山の次は福知山で乗り換え。ここでは待ち時間が50分くらいあるので少し散策するつもりで駅外に出た。駅前には大きなビルもあり、そこそこ大きな地方都市という印象だ。
駅前から遠く城が見える。50分往復は微妙だが、とりあえず近づいてみた。福知山城は明智光秀の居城であったとか。立派な天守閣だ。中を見学してみたい気がしたが、予定の列車を逃したら2時間ほど待つことになるので、急いで駅に戻った。
東舞鶴駅へ
福知山から先は舞鶴線となる。目的地の東舞鶴行の列車は2両編成で、いっきょにローカル色が強まる。車両内部もシートが向かい合わせになっている古いタイプの座席だが、乗客は多くなく、座席の隣をあけてだいたい座れるくらいだった。予定通り11時過ぎに東舞鶴駅に到着。
駅に停まっている小浜線経由の敦賀行を横目で見ながら改札口に向かった。
☆其の二に続きます!