舞鶴
昨日の続きです。
舞鶴に来るのは5年ぶりくらいだろうか。海があってほのかな情緒が感じられ、ちょっとさびれた感じも漂うという絶妙のバランスがいい。観光客がそれほど多くないのもいい。
東舞鶴駅を下りると、海の方に向かって4車線の広い道路が延びている。道は広いが車の通りも人通りも少ない。10分ほど歩き、広い道路を渡ると道は狭くなり、海が近づく。いかにも昭和といった雰囲気の映画館がある。なぜか前に二宮金次郎の像があり、そういうところもいい。
さらに少し歩くと海が見える。道に沿って細長い公園のようになっている場所にベンチが置いてあり、海沿いに遊歩道もあるが、人の姿はない。考えてみれば夏休みとは言え平日の昼前だった。
海側に突き出ている場所をさらに歩いて行くと、自衛隊の艦船らしき船が停泊しているのが見え、その向こうにはフェリーターミナルがある。フェリーターミナル内に入ってみたが人の姿はなかった。小樽行きだが、出航は深夜に1本あるだけのようだ。
赤れんがパーク
舞鶴は明治時代に建造された赤れんがの建物で有名である。これらの建物は、舞鶴の観光拠点として、10年ほど前に赤れんがパークとして整備されている、この日は昔からある赤れんが博物館(この建物自体が重要文化財となっている)を見て、赤レンガパークの方に回ろうとしたのだが・・・。
ピンポイントで臨時休館日にあたってしまった。もともと下調べををあまりする方ではないので、こういうこともある。中に入れなかったので外観の写真でも。
下の写真は博物館の入口の横にあったもので、「ビール醸造工場の外壁の一部 旧・大阪麦酒会社吹田醸造所」という表示があった。明治24年のものらしい。明治時代の文化はすばらしい。
赤れんが博物館から海沿いに少し歩くと赤レンガパークの中心部になる。ここには明治後半に建築された赤れんがの倉庫群がずらりと建ち並んでいるが、中をカフェ、ショップ、工房、イベントホールなどにうまく模様替えしている。このあたりまで来ると観光の人の姿も見られるようになる。
雨模様に
赤れんがパークを出てさらに道を進むとこれも赤れんがの旧海軍需品庫が見える。これは海上自衛隊の倉庫として今も使われているとのことだった。さらに進むと自衛隊桟橋がある。ここには海上自衛隊の艦船がずらりと並んでおり、前に来た時には近くで見た記憶があるのだが、この日は桟橋の中に入れなかった。後で案内を見ると見学できる日が決まっているようだ。
そうこうしているうちに雨が降り出してきた。小雨だが濡れるのが気になるくらいの雨。このあたりで駅に戻った。
時刻表で分かること
駅に戻ると1時40分だったので、2時3分発の列車に乗り隣駅の西舞鶴で下車することにした。これが時刻表の役立つところで、ネットで東舞鶴から奈良方面へ普通列車での帰路を検索すると、この列車は引っかからないので見逃してしまうのだ。これを見ると、西舞鶴2時9分着で、次の列車が3時30分発なので1時間20分ほど時間があることが分かるのだった。
☆其の三に続きます!