ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

青春18きっぷで日帰り旅 琵琶湖一周編 ~ 其の一

琵琶湖へ

 青春18きっぷの使用期間が9月10まである。先週2回分使ったので、次は8月に入ってからと思っていたのだが、新型コロナの拡大で、行動制限がかかりそうな気がしてきた。天気もいいし行ける時に行っておこうという訳で、今日は3回目になる。行先は琵琶湖方面。京都から時計と時計と反対周りに東海道線から北陸線、湖西線と経由し一回りし、3か所くらいで下車するというだいたいの予定を立てた。

 5時台に家を出て奈良に。奈良6時15分発の奈良線京都行で京都に向かう。ちなみにJR奈良線とは木津から京都までの路線のこと。木津は既に京都府なので、奈良県内をまったく通らないのに奈良線と呼ぶのだ。

奈良から京都に向かう

 奈良京都間はよく乗る区間なので読書に集中。今日も文庫本2冊はバッグに入れてある。今年の青春18きっぷの1,2回目は大阪に出てからの行程となったが、今回は琵琶湖方面なので京都に出ることになる。大阪と京都では、駅のホームの雰囲気も違う。

7時20分頃の京都駅

長浜へ

 下車駅はまず長浜、それから木ノ本、最後に近江今津にした。時刻表を見ると、この路線は乗り継ぎが上手くいくようになっていて、単に琵琶湖を一周して京都に戻るだけなら3時間と少しあれば十分である。

 今日は京都7時45分発の新快速に乗り米原へ。米原で待ち時間5分で長浜行に乗り換え、8時56分には長浜駅に着いていた。

旧駅舎の雰囲気を残した長浜駅

 少しレトロな雰囲気を残した駅舎を出て、長浜城の方に向かって歩いた。駅舎から出るところに下の写真のようなパネルが貼ってあった。この前播州赤穂に行った時、駅に義士のパネルがあったように、長浜と言えば秀吉ということなのだろう。

長浜と言えば秀吉

長浜城歴史博物館

 長浜は下りたことはあるが、ゆっくり散策したことはなかった。駅からすぐのところに長浜城の天守閣が見える。これは今から40年ほど前に、天正期の城郭を想定して復元されたもので、中は歴史博物館となっている。

長浜城

 石段を上り、歴史博物館に入る。入場料は410円のJAF割引有で330円。2階と3階が展示室で最上階が展望台になっている。展示はたいへんよかった。この地は秀吉が支配する前は浅井家の支配下にあったのだが、浅井家三代の文献資料や秀吉に関する資料、また当時の武具や戦場の配置図、浅井長政、秀吉らの肖像画や像などの展示もあった。さらに長浜と秀吉の歴史を解説するビデオも分かりやすく良いものだった、

 最上階の展望台からの眺望はすばらしく、西から南にかけて琵琶湖を広く見渡すことができ、北は山本山から賤ケ岳方面、東は伊吹山を一望できた。この前行った播州赤穂もそうだったが、地方の博物館や史料館は入館料は安いが充実したものが多いように思った。

山本山から賤ケ岳方面

琵琶湖

建物の向こうには伊吹山

 長浜は他にも見どころがありそうだったが、歴史博物館を出ると列車の時間が近づいていたので、次の下車駅木ノ本に向かったのだった。

近江塩津行に乗車

☆其の二に続きます!