ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

青春18きっぷで日帰り旅 和歌山編 ~ 其の一

和歌山方面へ

 青春18きっぷを買って、7月のうちに舞鶴・播州赤穂から日生・琵琶湖一周と3回分を使ったが、3週間ほど間が空いた。9月10日まで利用期間があるのでのんびり構えていたが、そろそろ4回目の日帰り旅をすることにした。

そろそろ4回目の旅に

 盆明けの土曜日というのは前から心づもりしていたが、天気が崩れるという予報もあった。ただ、行く気になっていてやめるのは消化不良の感がある。ネットで予報を見ると南の方はなんとか持ちそうだったので、和歌山方面に出かけることにした。

 降りたことのない駅で下車してみようと思い、まず御坊で降り紀州鉄道に乗って終点まで行ってみること。それから御坊と紀伊田辺の間の海岸の景色がよさそうな駅で降りてぶらついてみること。この二つくらいを目標に出かけることにした。

天王寺、和歌山で乗り換え

 早朝5時台の大和路線難波行に乗車する。まだ薄暗いが、乗換駅の天王寺に着く頃には明るくなってきた。乗車駅では早朝は18きっぷ乗車印を押してくれないので、天王寺の改札を出て、押してもらうことにした。ついでに天王寺公園方面の風景を1枚。通天閣も遠くに見える。

早朝の天王寺駅前

 乗車するのは6時18分発の関空・紀州路快速。この列車は8両編成だが前4両が関西空港行、後4両が和歌山行で、途中で切り離されるのが曲者だ。駅ホームでもしきりに放送している。列車は2人がけの席で隣が空いているほどで比較的すいていた。

後4両が和歌山行

 天王寺では乗り換え時間がたっぷりあったが、和歌山駅で御坊行への乗り換え時間が2分しかない。この駅はほとんど来たことがないのでやや不安だったが、車内放送ですぐ向かいのホームであることが分かり一安心。

すぐ向かいのホームの列車に乗り換え

 和歌山から先は紀勢本線で、あまり乗ったことのない路線になる。ちなみに和歌山から新宮まではJR西日本の管轄で、それから先はJR東海管轄なので、新宮までの路線にはきのくに線という愛称がつけられている。車内の雰囲気もローカル色が強まってきた気がする。それから、紀伊由良と紀伊内原の間で車内検札があった。普通列車で検札というのはあまり経験したことがなかったが、何か理由があるのだろう。

 やがて御坊に到着。ここから紀州鉄道に乗り換え西御坊に向かう。紀州鉄道はJRと同じ駅舎内にある。1両のワンマン列車で、御坊から終点の西御坊まで5駅、2.7㎞の超レトロなローカル鉄道である。

紀州鉄道

 乗車料金は終点まで乗っても180円でダイヤは1時間に1本ほどだ。私が乗ったこの列車には、私以外には運動部風の高校生7,8人と、いかにも鉄道オタクといった雰囲気でしきりに動き回って写真を撮りまくっている若者が1人乗っていた。

なかなかしゃれた名前の駅も

 終点の西御坊には8分で到着。運賃の支払いはワンマンバスと同じで、運転手の横にある料金入れに直接お金を入れる方式。両替機もついている。降車して、レトロな駅舎を眺めた後、街にでかけた。

西御坊駅①

西御坊駅②

☆其の二に続きます!