雨上がり
朝まで残るかと思った雨が夜中のうちにやんで、今朝は曇り空だが散歩に出かけられる天気となっていた。田畑の中の道を歩くと、水がたまった田の上に小鳥が集まっている。ツバメ、ムクドリ、ツバメなど見慣れた鳥ばかりだが、こんな日は餌が多いのだろうか。何枚か撮ってみたのだが、うまく写っていない。いちばんましだったのが下の写真。ムクドリとスズメが判別できるだろうか。
バラ園を出て
ここからは昨日の霊山寺参詣の続き。
霊山寺の起源は、奈良時代の天平年間に、聖武天皇の勅命を受けて行基が大堂を建立したことに始まる。バラ園は昭和32年に当時の住職が世界平和を願って開園したとのこと。境内はかなり広く、奥の院まで行くと、歩いて戻るだけで1時間近くかかる。バラ園の写真で昨日紹介していなかったものを1枚。花霞という品種のバラにハナムグリがとまっていた。虫たちにとって、花は貴重な食糧倉庫なのだろう。
バラ園を出てから霊山寺の中を歩いた。まだ午前中だがかなりむし暑い。昼過ぎから雨の予報が出ていたが、太陽が出ている。行基像、八体仏霊場の横を通り、国宝である本堂に参る。八体仏とは何かというと、生まれ年の干支により守り本尊が割り当てられているのである。十二支なのになぜ八体かというと、昔の十二支で方位を表すやり方を思い浮かべると分かる。子・丑寅・卯・辰巳・午・未申・酉・戌亥で八つなのだ。私は丑年生まれなので虚空蔵菩薩が守り本尊らしい。
行基像は、近鉄奈良駅前のものが奈良県民にとってはおなじみだが、この像も同じ顔をしている。当たり前か。
本堂、地蔵院を過ぎたところから奥の院に向かう道がある。1㎞ほど続き、最後は下り階段を下りて行く。バラ園の人出に比べて奥の院に向かう人は少なかったが、せっかくなので参ることにする。高齢のご夫婦連れで参詣されている方が2組ほどおられた。
奥の院から戻るとかなり汗をかいていた。去年来たときも帰り道で階段を上って戻るのがきつかったことを思い出した。三重塔が新緑に包まれてきれいだった。昼近くになったが雨はまだ降り出す気配がない。
季節の花
霊山寺はバラ園が有名だが、季節季節に見頃になる花がある。入口でもらえる境内案内図の副題に「お花散歩」とあり、季節ごとに見られる花の名前と花がある場所が記されている。なかなか親切な案内図だった。上の写真の花はカルミア。これはツツジの仲間らしい。下の写真の花はニオイバンマツリ。なかなか涼しげな色をしている。最後に花を眺めて帰路に就いた。