ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2023年 初夏の風景 ⑥

雨の日

 2日間真夏のような日が続いた後は、雨模様の日。朝から雨は降っていないが曇り空だ。

 朝の散歩コースの一つの裏通りに、サボテンの鉢を前に出している家があるが、ごくたまに花が咲いていることがある。今朝はいちばん右下のサボテンが白い花をつけていた。サボテンの花の開花期は短いので次に通る時にはもう花がないかもしれない。

サボテンの花

 散歩道にアオサギが1羽。ここのところ、朝この場所によくいる。田畑の中ではなく道端に立っているのはなぜだろうか。

道路に立つアオサギ

霊山寺

 ここからは昨日の続き。

 霊山寺のバラ園を見て、本堂から奥の院まで歩いて参拝してきた。私はせっかく足を運んだのだからと回っていくのだが、奥の院までは行かずに帰る人が多いようだ。奥の院は本堂からさらに1キロほど、上り下りのある道を歩くので、年配の方にはちょっときついのかもしれない。

 境内に咲いていた花がきれいだった。これはカルミアでツツジの一種。去年も咲いていた。

カルミア

 ツツジといえば、サツキツツジが咲き始めていた。公園でよく見るヒラドツツジはもう花期が終わっているが、サツキツツジはひと月ほど遅く咲くのでこれからがシーズンだ。

サツキツツジ

 本堂の横を抜けて、奥の院の方に向かう。歩いている人はちらほらいる程度で、バラ園だけ見て帰る人が多いのだろう。

 昼頃になっていたので、上り下りの坂道でかなり汗をかいた。奥の院はあっさりとした作り。賽銭箱も置いていないので、手だけ合わせてきた。

奥の院

 奥の院から戻る途中、道にクワガタの雌が歩いていた。クワガタといえば夏の虫だが、五月頃から姿を現しかける。道の上にいると踏みつぶされそうだったので、木にとまらせてやった。

クワガタの雌

矢田民俗公園

 霊山寺からの帰り道、ほぼ道筋にある矢田の大和民俗公園に寄って少し歩いた。ここは自然林の中の散策路の雰囲気が気に入っている。

散策路を歩く

 今の季節、花がきれいに咲いているわけでもないが、野草の中に野イチゴが顔を出している様子などもいい。

野イチゴ

 池に近づくと、何やら目立つ色の鳥がいる。カワセミのようだ。かなり離れた位置からデジカメで1枚。もう少しきれいに撮ろうと近づくと、気配を察して飛び立ってしまった。コンパクトデジカメの限界でしかたない。

カワセミ

 下の写真のような実がなっている木があった。これも何の実か分からないので後で調べると桑の実らしい。

 ひとしきり歩くと暑さもあってかなり疲れた。これからの季節は熱中症もあるので、気をつけなければと思った。

桑の実