近鉄電車3日間フリーきっぷでの旅初日
昨日のブログで書いたが、近鉄電車3日間フリーきっぷを購入した。3000円で3日間乗り放題という、超お得感あるきっぷだが、3月末まで限定なので、この週末しか機会がない。
持ち物は、いつもバイクで出かける時の財布、スマホ、デジカメに加えて文庫本。私は電車に乗る時、本がないと落ち着かない。昔から、いちばん集中して本を読めるのは電車の中だった。最近新しい本を読んでいなかったので、文庫本の小説を2冊購入。それと、買った本がいまいちだった時の保険に松本清張の短編集を1冊で計3冊。清張の短編は再読してもおもしろい。
今日の目的地はとりあえず四日市。なぜ四日市かというと、家の者が仕事の関係でここに住んでいるので、ちょっと顔でも見に行こうというわけだ。なんと四日市までの往復運賃だけで元がとれてしまう。近鉄に感謝。
早朝に出発して、八木駅で乗り換える。ホームには賢島往き特急が停まっているが。乗るのはその後に来る五十鈴川行き急行である。空は今にも降りそうな曇り空。
四日市
電車の乗客は、最初は席が3割ほど埋まるくらいで余裕で間を空けて座ることができたが、名張あたりから人が増えてきた。ジャージを来た若い子が多い。胸に「上野高校」と書いてあるので、部活の練習に行くところのようだ。高校生たちは乗り換えるのか、伊賀神戸で降りて行った。
伊勢中川で名古屋方面行に乗り換える。車内の様子や読んでいた本のことなど、余計なことを書くときりがないので省略。四日市着は8時50分。家の者と合流して近況を聞いた後、街を散策。四日市は三重県でいちばん人口の多い市で約30万人。人口だけとれば奈良市の方が少し多いのだが、印象は、近鉄駅前を鹿がうろつく奈良より、はるかに都会である。繁華街がある駅の西側を歩く。アーケード街も夜はかなり賑わっていそうだが、朝の9時台だったのでひっそりしていた。
JR四日市駅
三重県は、JRと近鉄が同じ駅舎内にある主要駅が多いのだが、四日市は1㎞ほど離れている。典型的な地方主要都市の繁華街といった近鉄側に比べて、JRの方は比較的さびれた感じがあるというので行ってみた。
半ば廃墟化した飲食店街が残っていたり、駅前の派出所が開店休業状態であったり、また歩く人の姿も少ない。私はこういう場所に、どちらかと言えば心惹かれる方で、何かほっとするのだった。
JRの駅舎も、人が少なくがらんとした感じである。ここから名古屋まで、近鉄とJRはほぼ並行して走っているのだが、この違いはどこから起こるのか。それと比べて、奈良駅は近鉄とJRが1㎞ほど離れているのは同じだが、バランスよく乗客を分け合っているように見える。
港近くを散策
JRを越えて少し歩くと、海が近くなる。道にみなとまち歩きマップの看板があったので、ぐるりと一周しようとしたが、このあたりで風雨が強まってきたので、引き返した。天気がよかったらこの後さらに後湯の山温泉の方にも行ってみようと思ったが残念。晴天を期待して、明日も三重県方面へ。