雨の後
昨日は午後から夜にかけてかなり降った。朝起きてみると雨はやみ、雲はまだ残っているものの天気は回復するようだ。いつもの通り、6時半頃から朝の散歩に出かける。目についたものをいくつか。
何回か紹介している施設の前に置かれたプランターのチューリップ。今朝見るとほとんどの花が切られてなくなっていた。4月11日のブログに載せた時は、まだ開ききっていない花もあったのに。開花期間が長い花もあるが、チューリップは短い。一つの花でいえば1週間くらいだろうか。
田畑の中の道を歩いていると、道の脇の畑の横に、アヤメだろうか、青い花が咲いていた。野草として生えたものだろうが、青、白、黄色の取り合わせがきれいで、昨日の雨の露が花の上で光っている。
貯水池の横には、アオサギが1羽とまっていた。ダイサギとほぼ大きさは同じなのだが、こちらの方が首が太く、体つきががっしりしているように見えるのは、色のせいだろうか。
近鉄電車の運賃値上げ
話は変わって近鉄電車。4月15日に、近鉄が来年4月からの運賃値上げを発表した。消費税引き上げによる改定を除くと27年ぶりの引き上げだ。初乗り運賃が160円から180円と聞くとたいしたことがないように思うが、奈良ー難波が570円から680円、奈良ー京都が640円から760円となると、かなりの引き上げに感じる。ちなみに、JRだと奈良ー難波が570円、奈良ー京都が720円である。奈良、京都間は近鉄の方がずっと安かったのが逆転してしまう。
近鉄は奈良県民にとって欠かせない足なので、この値上げは痛い。まあ、乗客が少ない田舎の方にも路線がつながっているし、コロナによる乗客減もあるのでやむを得ないのか。下の写真は昨日ファミリー公園前で撮った近鉄電車だが、平日の昼前の普通列車はこんな感じでガラガラに空いている。
私も昔からの奈良県民なので、小さい頃から電車といえば、あのあずき色の車体だ。あやめ池遊園地に行くのも、奈良公園で鹿にせんべいをやるのも、橿原神宮にお参りするのも近鉄だった。
奈良県では荒井知事がこの値上げにいちゃもんをつけて、「県民感情として歓迎されない」と述べて、国土交通省に公聴会の開催を要請するとか。まあ、奈良県民の懐にとってかなり痛いには違いないが、30年近く値上げなしでやってきたのは、すごいことかもしれない。