天の土曜日
土曜日の朝。空はよく晴れ、寒くなく暑すぎずという外出するには絶好の気候になりそうだ。土曜日はいちばん気楽に出かけられる日なので、雨模様だとがっかりする。朝食後、7時頃から城跡を通って堀端の道を歩いた。
近所の駐車場の脇に白い花がきれいに咲いていた。近寄って見るとトゲがある。帰って調べてみるとナニワイバラという木のようだ。
城跡の方に足を向けると、ここでもツツジが咲いていた。桜が散るとツツジの季節になる。ツツジは冬のサザンカと同じで、庶民的な花という感じがする。どこにでも咲いていて、とり澄ましていない花。
城跡の高い所から、東の方角を一望する写真を1枚。天候や時間によっては遠景までくっきりと見え、若草山の山肌の様子なども分かるのだが、朝の太陽に向かうアングルになるので稜線が分かる程度である。
堀端の道を歩くと、先週の土曜日には、まだヒドリガモの20羽くらいの群れとオオバンが数羽残っていたのだが、ヒドリガモはきれいさっぱり姿を消していた。カイツブリが数羽泳いでいるが、カメラを向けようと手を動かした瞬間に水に潜ってしまう。堀端の雰囲気はすでに初夏になっていた。
葛城山へ
そろそろ牡丹が開花する時期になってきた。といっても、牡丹は山茶花のように、どこにでも咲いているわけではない。牡丹の名所といえば、奈良では長谷寺に當麻寺、石光寺だが、今日は當麻寺に行くことにした。
9時半頃に家を出て、例によってバイクを走らせていたのだが、気候もいいし當麻寺だけ寄って帰るのももったいないというわけで、葛城山の方まで足を延ばすことにした。もちろん登っていたらそれだけで1日過ぎてしまうので、ロープウェー駅のところまで行ってみた。
このロープウェイも近鉄である。ちなみに、3月に利用した全線フリー切符では、生駒と信貴山のケーブルが無料で、このロープウェイは50%割引だった。
見ていると、ロープウェイに乗る人よりも、ロープウェイの横の登山口から登っていく人の方が多い。山頂のツツジは高い場所なので、ゴールデンウィーク明けくらいが見頃のようだが、山に登るには今が絶好の気候である。結構年配の方もいる。
登山口の手前に緑色がかった花が群生していた。眺めていると、横にいた年配の男性が「きれいですな」とか話しかけてきた。「何の花でしょうか」と聞くと、「コデマリでしょうな」と結構自信ありげに言うので、これがコデマリかと思い、念のために帰ってから調べてみると、オオデマリのようだった。親切に教えてくれた人には感謝。
登山口は下の写真のようにイノシシ除けの扉を開けて入るようになっている。中に入って少し歩いてみると、道もしっかりついている。次は靴も替えて登ってみようと思いながら、今日の所は引き返したのだった。
☆今日の続きは後日のブログで。