湯の山温泉へ
今日は四日市の方に行く私用があったので、早朝に家を出、湯の山温泉に寄って紅葉を眺めていくことにした。湯の山温泉は近鉄の週末フリー切符で3月に来て以来で、紅葉の季節はもちろん初めてだ。
四日市までは、急行で八木と伊勢中川で2回乗り換えるだけなので、特急を使わなくてもそれほど時間は変わらない。伊勢中川の乗換案内の電光掲示板を見ると、近鉄電車の守備範囲の広さを実感する。
湯の山温泉駅で降りたら、小雨が降っていた。傘が要らないほどの降りだが、雨は予想していなかった。まあ、ここまで来たのだから紅葉を見て行こうと、御在所ロープウェイ前行きのバスに乗った。車窓からも、木々がきれいに紅葉しているのが分かる。ほどなくロープウェイ前に到着。結構人がいる。みなさん、ロープウェイに乗って御在所岳に登るようで、温泉街の方に向かう人はほとんどいない。
ロープウェイ乗り場の横から温泉街の方を眺める。赤や黄色がきれいなアクセントとなってすばらしい景観だ。これだけいい景色があるのに、客足はかんばしくないのか、廃墟となったホテルも見える。
温泉街の紅葉
私は御在所岳に登ることはせず、温泉街の方に向かった。ちなみに駅の案内を見ると御在所岳の紅葉はすでに見ごろを過ぎているとのこと。
ロープウェイ乗り場から坂を下って少し歩くと大石公園で、巨岩、奇岩が数多く並ぶ三滝川が流れる。春にもこのあたりは訪れたのだが、今の季節になると風景の色合いが一変する。
紅葉と渓流というのは相性がいいのだろうか。一昨日見た宇治もよかったが、その上を行くような、今年見た中ではいちばんの紅葉だった。
自然の紅葉であるが、色の幅が広く、真紅に染まった葉から黄色い葉まで色とりどりだった。写真はデジカメでかなり撮ったのだが、小雨模様の天気もあってかうまく撮れていないのが残念。
大石公園から、春と同じコースで三岳寺の方に行った。人は誰もいない。春は寺の横から出ている山道をたどる遊歩道を歩いたのだが、今日は天気が悪く苔が生えている道が濡れていたので、ここで足を滑られせて崖下にでも落ちたら誰も助けてくれないだろうと思い自重した。寺の屋根にかかるように見えている紅葉が、赤と黄色が交じって美しかった。
☆其の二に続く!