曇り空の朝
月曜日の朝。昨日は天気予報通りに昼前から雨が降り出し、夜までずっと雨模様の天気だった。朝起きて、いつもどおり6時40分ごろから散歩をした。雨はやんでいるが、空は雨雲で一面覆いつくされている。日の出の時刻はいちばん遅かった正月明けごろから20分ほど早まっているのだが薄暗い。
街の中を通り、いつもの散歩コースを回る。花でいっぱいの鉢植えが家の前に置かれていて目を引いた。きれいだが、ここまで花がたくさん盛られていると人工的な印象を受ける。
赤橋
ここからは昨日の大仏鉄道巡りの続き。(今日で終わりです。)
梶ヶ谷隧道から少し進んだところにあるのが赤橋で、御影石とレンガを組み合わせて造られている。案内によるとレンガの組み方がイギリス式であるという。大仏鉄道の遺構の中でも代表的なものであり、訪れる人にも人気のあるスポットらしい。
道はこのあたりから里山を抜けて、広い道に入る。ここまで歩いて結構足は疲れているのだが、距離にするとコースの半分手前だった。
松谷川隧道、鹿川隧道
道は次第に車の通行量が多い本通り(県道・府道44号線)に入る。加茂町は京都府だが、そろそろ奈良県との県境が近づいてくる。
案内図を見ると、松谷川隧道、鹿川隧道という二つの隧道がある。松谷川隧道は、道路脇から階段を下りて少し歩いたところにあり、これもレンガ造りである。今見ても、明治の技術は大したものだと感心する。
ここから後、コースの最後約三分の一は、特に見るべきものもなく、最終ゴール地点の大仏鉄道記念公園まで歩いた。この公園は奈良市の古い商店街である船橋商店街のすぐ横にあり、少し歩けばもうJR奈良駅である。結局加茂から奈良まで、JRの駅4駅間を歩いたことになる。天候もよく、心地よい疲れだった。
幸せの青い鳥
ところで下の鳥。歩いている途中に見つけたのだが、変わった色をしている。見たことのない鳥だったので、写真に撮って帰宅してから調べてみると、イソヒヨドリだという。これはオスで、メスはもっと地味な色をしている。もともとは海岸部に生息する鳥であったのが、近年は都市にも出現しているようだ。この色合いから「幸せの青い鳥」と呼ばれることもあるという。目にした私にもいいことがあるのだろうか。