ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

大仏鉄道へ ~ 其の二

日曜日の猫たち

 昨日、一昨日は好天だったが、今日は昼ごろから雨の予報が出ている。昨日かなり歩いたので、今日は休息(休足)の日にあてようと思う。

 朝からの散歩は毎日の習慣なので出かける。空は薄く雲がかかっていて、雨を予感させる。散歩コースの途中に、エアコンの室外機の上に猫がいつも寝そべっている場所がある。春先からキジトラ猫が占拠していたのが、いつの間にか黒猫に変わって、先日またキジトラ猫が場所を奪い返したということを2月1日のブログに書いたが、今朝見ると、なんとこの2匹の猫が同居して座っているのである。なるほど、場所を分け合うという解決法があるのだと感心した。それにしても狭い場所なのに、よほど居心地がいいのだろうか。

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場所を分け合う2匹

椿の実

 散歩は街を抜けて堀端の道を歩いた。途中に椿の花が咲いている場所があるのだが、今朝見ると、実をつけていた。正確には実が落ちた後の殻だけが残っていたというべきか。堀の様子は一昨日とそれほど変化はない。ハシビロガモは相変わらずせわしなく群れでぐるぐる回っていた。

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椿の実の殻

二つの橋台

 ここからは昨日の大仏鉄道巡りの続き。

 加茂駅から歩いて踏切を越えると、田園風景が続く。時刻は11時過ぎになり、天気がよく気温も高いので快適である。案内図は持っていたが、要所に案内の地図や標識が立っており、道に迷うことはない。あぜ道にぽつんとお地蔵が立っている。定番の赤いよだれかけをつけている。そこに黒々と文字か模様が書かれているが、あれは何だろうか。

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あぜ道のお地蔵

 田園地帯を過ぎると、道はまた鉄道の線路にぶつかる。地図を見ると、観音寺橋台、さらに進んで鹿背山橋台という二つの橋台が示されている。橋台とは、橋の両端部分で橋を支える部分をいう。鉄道が走っていた時はその上を線路が通っていたいたわけだが、今は線路は取り外され橋台だけが残っている。観音寺橋台はすぐ向こうに現役のJRの線路が走っている。

 このあたりから道は田園地帯をを離れ、木々が立ち並ぶ里山の中を歩くことになる。かなり歩いた気がするが、まだコースの三分の一も来ていない。

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手前が観音寺橋台。向こう側に見えるのはJRの線路

 里山の道を歩いていると、道の右手に赤い鳥居が立っている場所があった。こういう場所の鳥居はたいていは色あせているのだが、やけに赤々としているのでちょっと不気味な感じがした。奥に小さな社らしきものも見えたが、先が長いので寄らずにそのまま歩いた。

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道の脇に赤い鳥居が

梶ヶ谷隧道

 二つの橋台を過ぎて里山の道をさらに歩くと、そこにあるのが梶ヶ谷隧道。明治時代のものだが、なかなかしゃれている。下の写真はトンネルの中に入って撮ったもので、土台となる石の上にアーチ状にレンガが組まれている感じがよく分かる。 

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梶ヶ谷隧道

☆この続きは明日のブログで。