朝の風景
今朝はいちだんと冷え込んだ。ここしばらく暖かめの朝が続いていたが、冬の朝という感じで、奈良の最低気温は1℃くらいだったようだ。仕事が休みの日なので、遅めに7時30分ごろに家を出て町の中から堀端の道を散策した。散歩中、ちょうど小中学生の登校時間のピークと重なり人通りが多かった。30分くらいの違いで町の姿は一変するのだと感じた。私が勝手に親分猫の定位置と思っている場所には、今日は大きな黒猫が一匹座っていた。この場所は黒猫がいちばん似合う。
堀の近くを通ると、いつも通るカモが群がっている方ではない堀に、カルガモが四匹泳いでいた。どうやらカルガモは、大量にいるヒドリガモやハシビロガモとはいっしょになりたくないらしい。一昨日紹介したばかりだが、今朝はきれいに写真が撮れたので紹介する。
馬見丘陵公園へ
天気はよさそうなので馬見丘陵公園に出かけた。11月2日、23日に続いてなので、3週間おきに火曜日に訪れていることになる。自然が多い公園なので、少し間をあけただけで、変化がある。
いつもの通り、河合町の公民館のところにバイクを置いて歩く。秋から冬への変化を強く感じた。前回来たときは紅葉が美しく晩秋の景観美を味わうことができたのだが、木々は葉を落とし、残っている葉も茶色くなっている。
前回来たときはまだダリアがかなり残っていたのだが、跡形もない。皇帝ダリアとバラの花がなんとか残っていたが、サルビアはなくなっていた。この公園は花の管理がしっかりされているので、枯れた花をそのまま置いておくことはしないのだろう。クリスマスの週には夜間にイルミネーションをするとのことで、花壇にはすでにその準備が整えられていた。
白い花が咲いている木があった。最初はナンキンハゼの実かと思っていたが、よく見ると小さな花が咲いている。横に立て札があり、子福桜(こぶくざくら)という花らしい。後でネットで調べると、秋から翌春まで断続的に花を咲かすという。一つの花に実が二つ以上できるので、子宝に恵まれる桜ということでこの名がついたとか。おめでたい花なのである。
キンクロハジロ
池を見ると、最近どうしても水鳥に目がいく。カルガモとオオバンが群れて泳いでいた。ヒドリガモもいたが、この池では少数派のようだ。(11月のブログでは、堀のヒドリガモの写真を上げ、カルガモと呼んでいた。お恥ずかしい。)池によって生息するカモの種類の比率に差があるのはなぜだろう。たまたまなのか、何か要因があるのだろうか。
ところで、一羽見慣れない水鳥が泳いでいた。オオバンの群れの近くにいたので最初オオバンかと思っていたが嘴や羽の色が違う。後で調べると、カモの一種でキンクロハジロのようだ。名前の由来は目が金色で体が黒く羽の一部が白いかららしい。ストレートなネーミングだ。