ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

馬見丘陵公園の春 ~ 其の二

気持ちのいい週末の朝

 週末の金曜日。朝から気温も上がっていて、春先の早朝の寒さといったものを感じない季節となった。いつものように6時半頃から散歩に出かける。施設の前にあるプランターのチューリップの様子を4日前の月曜日に紹介したが、今朝見ると赤い花が色づき、新しいつぼみも伸びてきた。数日間のうちに自然はその姿を変えて行く。

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チューリップも生長する

馬見丘陵公園の春景色

 ここからは昨日の続き。

 馬見丘陵公園を散策していると、チューリップや桜以外にも春を感じさせるものはある。園内の池を脇を歩くと、カメが集団で、甲羅干しをしている。2月末に来た時にはもちろん見られなかった光景。おそらくすべてアカミミガメだろう。このカメが増え出したのはいつごろからか。私が小学生だった昭和40年代には野生で見かけることはなかったように思うが、近年はほぼこやつらに池や川が占拠されている。

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冬眠からさめたカメたち

 池の水鳥たちは数が減っていた。カルガモとオオバンが4、5羽ずつくらい泳いでいたくらいで、他の種類のカモはいなかった。オオバンは渡り鳥のはずだが、のんびりしていていいのかと思い調べてみると、日本に残るのもいるらしい。

 シラサギ(ダイサギ)が1羽だけ、池の脇の草むらに立っていた。真正面からこっちを見ていたのでそこを1枚。このアングルで撮ると、首がものすごく細く見える。

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正面から見ると首がたいへん細い

ファミリー公園へ

 馬見丘陵公園を出て、帰り道にファミリー公園にも寄った。ここはさすがに平日とあって人はほとんどいない。ちょうど昼過ぎになって気温が上がって来たためか、寝そべっている猫が多かった。この冬におそらく1匹が亡くなったが、他にも高齢の猫が2,3匹いるように見える。下の写真の猫は元気に歩き回り、振り返ってこちらを眺めていた。

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ファミリー公園の猫

 芝生広場の周りの遊歩道を散策すると、しきりに鳥の声がする。多くはヒヨドリのようで、歩くと横の茂みや木陰から飛び立っていく。ヒヨドリは体も鳴き声も大きいので、よく目立つ。

 湿地帯の草むらに、アオサギが1羽立っていた。

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湿地帯の草むらにいたアオサギ

この鳥は?

 ジョウビタキがいたと思ったので撮った。あまりうまく撮れていないが、後で写真を見ると何か違和感がある。色合いは似ているが羽の模様が違うし、クチバシが黄色い。調べてみると、どうやらアトリという鳥のようだ。聞いたことのない名前だが、別段珍しくない鳥とのこと。知らないことはまだまだ多い。

 ファミリー公園を少し歩いたら結構足が疲れたので帰宅した。平和な休日。

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この鳥はアトリ?