ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

馬見丘陵公園の秋深まる

休日の朝

 今日は仕事休みの日なので、少し遅く起きて朝食後に散歩に出た。ふだんは6時10分ごろに家を出るのが7時前になったので、町の様子もかなり違う。平日なので通勤、通学の人間がぐっと増える。

 堀端の道を歩く。ここのところ仲のいい二匹の猫の姿は見ていないが、カルガモは相変わらず数が多い。田畑の中の池のカルガモは近づくと警戒して飛び去ったりするが、堀は広いので結構近くを歩いても悠々と泳いでいる。自然の生き物の姿を見るのはいいものである。

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堀の中を泳ぐカルガモ

馬見丘陵公園へ

 昼前から馬見丘陵公園に行く。ここは私にとっては火曜日の定番コースの一つで、これは土日は人が多すぎてのんびりできないということも理由の一つである。この前行ったのが10月12日なので3週間ぶりになる。

 いつもどおりバイクを河合町の公民館のところに置いて散策路を歩く。まだ紅葉には早く、風景は前回とあまり変わっていないが、キンモクセイの香りが漂っている。目で見るより先に嗅覚で存在が分かるのがこの花の特徴で、花自体はそれほど美しいものでもない。

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馬見丘陵公園のキンモクセイ

 公園に入ると、少し盛りを過ぎてはいるが、ダリアとコスモスはまだ美しく咲いていた。少し遅くまで来園者が花を楽しめるように、植える時期なども工夫してあるのかもしれない。

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美しく咲いていたダリア

 この前来た時には赤く色づいていたコキアの色が茶色く変わっていた。場所によって、まだ赤みが残っているものもあったが、完全に赤い色がとれているものもある。この色の方が、別名の「ほうき草」らしい。

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茶色くなったコキア

 公園内に大きな池があり、カメやコイ、水鳥が泳いでいるのだが、今日は黒い水鳥が数羽泳いでいた。何だろうと思い写真に撮った。家に帰ってからネットで調べてみるとどうやらオオバンらしい。オオバンといえばアーサーランサムのツバメ号シリーズの第5巻の「オオバンクラブの無法者」を連想する。こんな鳥なのか。

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池に泳ぐオオバン

写真撮影を頼まれる

 散策していると、来園していた三人連れ(私より少し年上の感じのご夫婦と娘さんらしき女性)から写真を頼まれた。タブレットを持っておられたので受け取ってカシャリ。私はあまりいかつい風体をしていないのでよく写真を頼まれる方なのだが、最近はそんなことがなかった。ここで思い当たったのが新型コロナ。流行も下火になりカメラを渡して撮影を頼めるくらいの人と人との距離感になってきたのかなどと思った。