行き先を決めずに
朝から梅雨も終わりを感じさせるような空模様。ただし天候の具合は安定しないようなので、ネットでYahooの天気予報の雨雲レーダーを確認する。奈良県には夕方ごろまでは雨はこない様子なので、バイクに乗って外に出る。
行き先を決めずに出て、走りながら行き先を考えようということで、とりあえず山の方に向かう。奈良県の北東部分はずっと高原地帯になっている。県道８０号線、いわゆる奈良名張線を走る。このあたりはよく来るが、自動車の通行量も少なく快適である。道は、まっすぐ進むと伊賀上野方面、右に進むと名張方面の分岐点にさしかかった。青蓮寺湖の辺りを散策し、曽爾、御杖あたりを回っていこうかというコースが頭に浮かび、右に進むことにする。道は山道から左に名張川を見て走る道となる。昨日までの雨を集めて流れが速い。
青蓮寺湖へ
青蓮寺ダムは三重県名張市にあり、１９６９年に、名張川の支流である青蓮寺川に作られたダムである。青蓮寺湖はそれに伴ってできたダム湖であるが、周囲は緑に囲まれ、ぶどう狩りやいちご狩りができる農園も多い。いい場所である。
ダムの管理所横にある駐車場にバイクを置き、辺りをぐるりと回ることにする。駐車場横に地図が掲示してあり、８キロ以上のモデルコースが示してあったが、ちょっときつそうだったので、途中で橋を渡ってショートカットし５キロほど歩くことにする。湖を眺めながらのんびり歩くと気持ちがいい。
訪れる人も少なく
それにしても、人が少ない。５キロくらい景色を眺めたり写真を撮ったりしながら歩いたので一時間半くらいかけたと思うが、歩いていた人に出会ったのは一人だけ。車は時々横を通り、バイクでツーリング中の四人くらいのグループも見かけたが、それくらいだった。誰もすれ違わないので、マスクもポケットに入れて歩いていた。
去年からのコロナ騒動で、人が集まるところは避け、こういったきれいな自然が見られるところに出かけるようにしているが、いい場所なのに人があまり来ない場所が多いような気がする。この前行った榊原温泉などもそうだったが、ただただ景色のいいところでのんびりといった過ごし方は好まれなくなっているのだろうか。
湖の写真も何枚か撮ったがあまり変わりばえしないので一枚だけにして、下の写真。道の湖側ではない方にぶどう畑があったのだが、なぜかマネキンの頭が据え付けてあって、ちょっとドキっとした。夜見たら怖いんじゃないかな。
この続きはまた明日以降に
