ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

早春の宇陀から津風呂湖へ ~ 其の二

散歩コースの梅の花

 月曜日の朝、6時30分頃に家を出て散歩する。東の山が見渡せる場所に出ると、すでに太陽は山の上に顔を出していた。田畑の中の道を歩くと、道の脇の梅が白い花をつけている。今まで、そこに梅の木があることさえあまり意識していなかった場所なのだが、いつの間にかすでに満開になっていて、鳥がとまっているのが見える。大きさと頭のボサボサした感じから、ヒヨドリだろう。

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散歩コースの梅の花

津風呂湖へ

 ここからは一昨日の続き。

 宇陀松山の通りを散策した後、南下して津風呂湖に向かった。このコースは去年の5月22日とほぼ同じだ。記憶をたどる時、ブログは文字通り「日記」の役割を果たしてくれる。昼前だが、気温は15℃近くになっているだろう。梅より桜が似合いそうな暖かさだ。

 県道をそのままずっと直進すると吉野川が見えてくるが、その少し手前を右折すると津風呂湖である。細長く入り組んだ湖なので、ボート乗り場や釣り桟橋などがある中心部に到達するまで4㎞ほど湖岸の道路を走ることになる。湖はきれいだが、水鳥の姿がまったく見えない。

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津風呂湖

 ボート乗り場のある場所に近づくと、路上にたくさんの車が停まっている。津風呂湖はワカサギ釣りの名所で、3月までが釣り解禁期間なので、釣り客のものだろうか。私は釣りには縁がないので、面白さは分からない。

 私もそのあたりにバイクを置き、湖の周りを少し歩くことにした。湖を右手に見ながら、道路を歩いて行く。自動車も通れる広い道路だが通る車も少ない。歩いている人には一人も出会わなかった。相変わらず湖には水鳥の姿は見えない。私の家の近所の小さな池にもカモやサギがいるのになぜだろうか。

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湖岸の道路

 赤い橋を渡り、さらに歩き、みかえり橋という吊り橋を渡ると小さな公園があり、人の姿もあった。年配の4人ほどのグループだった。吊り橋の手前に自動車が停めてあったので、そこまでは車で来ているようだ。

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赤い橋

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みかえり吊り橋

 津風呂湖を散策したら、かなり足が疲れた。ポケットの中の歩数計を見ると、朝から2万歩近く歩いている。予定ではここから吉野の山の方に行くつもりだったのだが、さすがに無理がある。というわけで帰路に就いた。

 同じ道を戻ってもおもしろくないので、帰りは菟田野を回って榛原を抜け、都祁の方に向かい、福住インターのあたりから名阪国道横の狭い側道を下りて下界に戻って来た。(奈良県在住でない人には全然分からないと思いますがすいません。)バイクならなんとかすれ違えるが、たまに車が上って来るときがあり、「なんで名阪を通らないんや!」と文句の一つも言いたくなる。都祁は同じ山間部でも、大宇陀より気温が少し低い。何か地形の影響でもあるのだろうか。帰り道に白川ダムがあるので寄って来た。ここにはカモやオオバンが泳いでいる。水辺にはおなじみのハクセキレイがいた。

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ハクセキレイ