橿原市昆虫館へ
台風はまだ去ってはいないが、居座っている間に弱まって、今日はバイクで外出できる天気になった。東日本の方は被害が大きかったようだが、奈良はあまり大雨にはならなかった。とはいえ、昨日は1日雨模様でずっと家にいた。
まだ今日も天候は不安定なので、あまり遠出はできない。そこでふと足を運びたくなったのが橿原市昆虫館。ここは箕面、伊丹と並んで関西の三大昆虫館の一角に名を連ねる。といっても昆虫館自体、それほど数がないのだが。
昆虫館に着くと9時過ぎ。開館時間を見ると9時30分だったので、近くの香久山公園を少し歩いて時間待ち。フィールドアスレチック風の遊具がある公園だ。春の桜、秋の紅葉も美しいらしい。周囲の木々ではツクツクボウシがしきりに鳴いている。この蝉が鳴くと夏も終わり。
9時半になったので昆虫館に入館。日曜日だけあって、家族連れがそこそこ来ていた。ロビーから標本展示室に行く通り道が、生き物タイムトンネルというトンネル型の通路になっている。しゃれたデザイン。
標本展示室には世界の昆虫が展示されている。熱帯地方の昆虫など、日本の昆虫よりはるかに大きく色も鮮やかなものが多い。私がいちばんきれいだと思ったのが、下の写真のオーストラリアの蝶。
標本展示室も、子どもが見て昆虫の進化や多様性が実感できるように工夫が凝らされている。標本展示室を通り抜けると生態展示室があり、生きている昆虫が見られる。外国のカブトムシは大きく迫力がある。
放蝶温室にて
昆虫館でいちばん人気があるコーナーが放蝶温室。入ると掲示があって、温室に飛んでいる蝶の種類と数が書かれている。合わせると約千匹になるのですごい数だ。下の但し書きに、蝶の数は放蝶数と平均寿命から算出しましたと書いてある。蝶の平均寿命はどのくらいなのだろうか。
蝶は普通に撮っていればきれいな写真になってくれるのでいい。何枚か紹介。
まず、ツマムラサキマダラ。オスとメスで羽の色が違う。
オオゴマダラ。結構大きな蝶。
ツマベニチョウ。
リュウキュウアサギマダラ。
オオジャコウアゲハ。
シロオビアゲハ。
集まっているところはこんな感じ。昆虫館を出て、帰りに安倍文珠院に寄って帰宅した。