浄瑠璃寺で猫との共生について考える

浄瑠璃寺へ

　今日は本当は仕事の日だが、一日休みをとった。ゴールデンウィーク明けからオリンピック休みまで祝日がないので、中間地点で一日くらい余分に休んでもいいだろうという感じ。朝はゆっくりして、１０時頃から外の空気を吸いにバイクで外出。浄瑠璃寺に向かった。

　浄瑠璃寺は京都府南端の加茂にあり、奈良からはすぐそこという距離。山間に位置し、この寺と岩船寺を結ぶ山道には、自然の中に昔の石仏や石塔が点在し、歴史を感じさせる場となっている。また浄瑠璃寺自体も下の写真の通りすばらしい景観である。ちなみに九体の阿弥陀如来像が安置されている本堂を拝観するのには拝観料が要るが、境内に入るのは無料というのはありがたい。

浄瑠璃寺の境内　池の向こうから本堂を見る

猫の楽園

　今日は、そういった風光明媚な場所を歩いてリフレッシュすることと、もう一つ目的があった。

　浄瑠璃寺は知る人ぞ知る猫の寺である。２月に行って、私のYouTubeでも紹介したのだが、たくさんの猫がのびのびと生活していて、猫を撃退する雰囲気がない。寺や周りの店が鷹揚に構え、餌などやっているかと推測されるが、夏になってどんな様子になっているかという興味もあった。

　文章より、下の写真を見てもらう方がよく分かると思うが、かなりの数である。これは寺の境内ではなく、参道脇の店の横の、たぶん猫がいちばんよく集まる場所と思われるが、こんな感じで、体を寄せあったりじゃれ合ったりしている。おそらく頭数管理などはされていないと思われる。行く末は大丈夫なのだろうかと心配するが、ここは結構以前から猫がたくさんいることで知られていたので、なんとかなっているのだろう。猫たちもみな人を怖がることもなく、のんびりと過ごしている。

寺の周りに住みついている猫たち

猫と人間の共生

　猫と人間の共生については前にも書いたが、上の写真のような情景は、山間の寺の周りではなく、街中では許されないことだろう。この猫たちも、ずっとこの暮らしが続くとは限らない。こんなことも考えながら、寺の中や周りを散策した。

今日の様子は、７月頃にYouTube「ナラネコちゃんねる」にアップする予定です。