紅葉２０２３　壷阪寺 - ナラネコ日記

　土曜日に行った湯の山温泉編を２日に分けて書いたので、今日は昨日の日曜日のできごとを書きます。

　１１月も終わりに近づき、紅葉シーズンも終盤。湯の山温泉に続いて、今までに行ったことのない場所と思い、壷阪寺に行くことにした。春先には来たが、紅葉シーズンに足を運ぶのは初めてになる。壷阪寺は見どころ満載の寺で、写真撮影などもオープンなので絵になるところが多いが、今回は紅葉中心に。

　入山受付を済ませ中に入ると、寺で飼われている猫が気持ちよさそうに３匹、戯れていた。３匹とも茶系統の毛色の猫。かわいがられているのだろう。

　旧慈母園の建物の横には柴犬が２匹。横に番犬なので近寄らないで下さいという旨の張り紙がしてある。おだやかそうな犬だが、近寄って頭をなでて噛まれそうになった人でもいるのだろうか。少し離れた場所から１枚。

　さて、それでは紅葉の話に。紅葉はちょうど見ごろできれいだった。寺の建物や仏像にうまく紅葉の色が調和して、春先とはまったく違った色に境内を染め上げている。紅葉シーズンで参拝客は多めだったが、混雑するほどではなく、落ち着いて境内を散策できた。

　それではまず、紅葉の間から見える壺阪大仏の写真。これは大仏を横から眺める角度から撮ったもの。

　続いて多宝塔と紅葉。境内が紅葉でいっぱいになるほどではないが、建物や仏像に色づいた葉がよく映えている。

　次は三重塔と紅葉。太陽の当たり具合の関係で、ちょっと暗くなってしまった。

　ちょうど本堂の壺阪観音の御身拭い特別参拝ができる期間になっていた。私も特別参拝料を少し追加して観音様に触れてきた。本堂内にはきれいな飾り傘が並べられており、鮮やかに観音像の前を彩っている。

　本堂の周りの濡れ縁を歩いてみると、外の明るい色の紅葉が吊灯籠が下げられた建物の雰囲気に上手く調和して、色がきれいだった。

　この日は朝から天気はよかったが、ちょうど観音様のお身拭いを終えたあたりから、さらにきれいな青空となってきた。下の写真は本堂のすぐ横の紅葉。

　最後にいちばん高い場所にある大観音石像。頭上の青空に白い雲、背後の緑の木々、そして足元の紅葉に彩られて、くっきりとした姿で立っていた。

　壷阪寺は紅葉の季節に初めて訪れたが、なかなかの景観だった。