好天の朝
日曜日の朝。好天で青空が広がっている。7時過ぎから朝の散歩に出かけた。町の中を通って、いつもの通勤コースの公園を歩く。咲いている花も春の装い。山茶花と梅はほぼ散りかけで、赤紫色のシモクレンが姿を現した。
早咲きの河津桜が塀の向こうに見える。少し色の濃いピンクの花で、ソメイヨシノに比べると、野生的な感じがする。青空によく映えていた。
田畑の中の道の方を歩くと、家庭菜園の中に菜の花が咲いていた。早咲きというわけではなく、菜の花の季節になったのだろう。もう彼岸なので、早春ということばは合わないか。
壷阪寺
壷阪寺では今、大雛曼荼羅と題して、3500体の雛人形が飾られている。4月18日までとのことだが、ちょうど天気もいいので、足を運んでみた。壷阪寺は見どころ満載の寺だが、今日は雛人形を中心に。
このあたりはバイクで行くことが多いが、今日は家の者といっしょに、行きは壺阪山駅から歩いた。上りの山道を含む4㎞で約1時間。いい運動だ。
壷阪寺は、日曜日で雛人形のイベントもあって、参拝客でにぎわっていた。まず、入口のところの大講堂に飾ってある雛人形を見る。
一体一体が精巧に作られた雛人形が千体以上並んでいるのだから、すばらしい。大講堂には仏像が数多く安置されていて、仏像ともよく調和していた。
そう思って見ているところにやってきたのが、「ひいなちゃん」で、これは同時期にやっている高取町の「町家の雛めぐり」も含めたマスコットキャラクターのようだ。みなさん、いっしょに記念写真を撮っておられた。
講堂を出た後、本堂の方にも行った。本堂には二千体以上の雛人形が飾られているとのことで、これだけ集まると、壮麗という言葉がぴったりとくる。ここも仏像と雛人形がみごとに調和していた。
変わり雛というのはよくあるが、壷阪寺でも、雛人形の列の中に、何体か変わり雛をまぎれこませてあった。こういうちょっとした遊び心というのはなかなかいい。いくつか紹介。
1枚目はカーリング雛。官女たちがカーリングをやっている。
2枚目はスーパーマリオ雛。これは雛人形なのか。
3枚目はピアノを弾いている人形。こういう人形は、この催しのために作ったのだろう。なかなか楽しませてくれるお寺なのだった。
というわけで、見どころがいっぱいの壷阪寺を、さらに楽しめたのだった。
最後におまけ画像を2枚。壷阪寺にいた犬と猫。どちらも寺で飼われているのだろう。かわいがられているのか、とても穏やかな顔つきをしている。