ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

青春18きっぷ日帰り旅2023 ~ 関ヶ原編①

青春18きっぷ購入

 今年も去年に引き続いて青春18きっぷを買った。今更説明するまでもないが、1回2410円で、JR全線の普通列車が乗り放題という超お得切符である。

 フリーきっぷのいいところは、安旅ができるということはもちろんだが、どこで降りてもいいというところが大きい。気分次第で行先が変わっても、途中の駅で下車してぶらついてもいいのである。

青春18きっぷ

関ヶ原

 1回目の今日は、目的地を関ヶ原にした。15年くらい前に訪れて以来で、その時は日本の歴史上いちばん有名な古戦場の割には、がらんとして何もない場所だという印象があったのだが、近年新しい施設もできているらしいので、足を運んでみる気になった。

 5時台に家を出て、JR大和路線から奈良線に乗り換えて京都へ。奈良線は京都の近くになると結構混んでいた。コロナも収束して夏休みの人出も増えたのだろう。京都で待ち時間があったので外に出てみる。京都タワーの後ろに青空が広がっていた。

京都タワー

 京都からは新快速で米原まで行く。1時間ほど乗るので、座れなかったらきついなと思っていたら、なんとか座れた。列車内のマスク着用は3分の1くらい。当たり前の日常が戻ってきたという感じがする。

京都7時45分発の新快速に乗る

 米原でJR西日本からJR東海へと乗り換えるのだが、ホームに降りる階段が狭くて乗り換えの乗客が乗車し終えるまで時間がかかる。米原は基幹となる駅の割に、ローカル臭が漂う駅なのだが、そういったところも悪くない。

 米原からもかろうじて座れて、20分ほど乗って関ヶ原で下車。小さな駅で、駅舎があって、跨線橋でホームが結ばれるという古いタイプの駅だ。

関ヶ原駅

 駅前の観光交流館で観光案内地図をとって、だいたいの位置関係を確かめる。線路沿いに米原方面に少し歩き線路を渡ると古戦場記念館があるのでそちらに向かう。道の脇の壁には15年前にはなかったパネルが貼ってある。

合戦の陣形図も

 

 武将ごとのモデルコースが書かれているパネルもあったが、どれもかなり歩かなくてはいけない。小早川秀秋コースなど、10キロ歩いて松尾山まで登ることになるのでかなりハードだ。

小早川秀秋コース

 線路を渡るとすぐ関ヶ原古戦場記念館が見えてくる。2020年にできたというから、新しい施設だ。

関ヶ原古戦場記念館

 9時半会館で、少し早く到着したので周りをうろうろ。隣の民俗学習館の前に顔ハメパネルがあった。こういう観光地の定番物は好きだ。

おなじみの顔ハメパネル

 入ってみると施設はきれいでスタッフの案内も丁寧だった。1階のシアターは事前にネットで予約しておいたが当日でも空きがあれば入れる様子。関ヶ原の合戦の様子が立体的な映像で見られ迫力があった。

真新しい館内

 1階ではちょうど今大河で家康を主人公にしているので、出演者のパネルやサインなど展示してあった。

大河ドラマ出演者のパネルも

 2階では忍者漫画で人気の尼子騒兵衛さんの原画展などもあった。他に、関ヶ原の武将の武具や当時の資料など、なかなか充実した展示だった。5階は展望室で、関ヶ原を見渡すことができる。入館料は500円だが、展示内容からするとかなり安く感じた。

尼子騒兵衛さんの原画展

☆関ヶ原編②に続く。