ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2023年 梅雨時の風景 ⑪

雨模様に

 今日は木曜日で仕事が休みの日だが、朝から曇り空で雨模様のようだ。そろそろ梅雨明けかと思ったが、空気は湿ってまだまだ梅雨の気候だ。

 朝の散歩は、少し足を延ばして佐保川の堤防のあたりまで歩いた。夏草が茂るだけで彩りは少ない。曇り空の下、西の山の稜線がかろうじて見える。

佐保川

 川岸まで歩く途中の池に、蓮の花がきれいに咲いていた。今朝ここまで歩いてきたいちばんの収穫だ。花の色はすべて白で、開ききった花にまだつぼみの花も交じり、いい感じになっている。

白い蓮の花が咲く

 池の少し手前の家の塀ぎわには赤いノウゼンカズラ。鮮やかな色だが、花の盛りは少し過ぎている感じがする。

ノウゼンカズラ

 いつも通るコースにある、おじいさんが世話をしている家庭菜園にはグラジオラスがきれいに咲いていた。赤を中心に白、青、ピンク。この花は色の種類が多くほぼすべての色が揃っている、

グラジオラス

ファミリー公園へ

 いつ雨が降るかもしれない空模様だが、なんとか持っているので、朝のうちに少し歩こうとファミリー公園に行った。

 20日ほど前に来たところで風景はあまり変わっていないが、蝉の声が聞えるようになった。ニイニイゼミの遠慮がちな声ではなく、クマゼミやアブラゼミの声が響いている。クマゼミが鳴くようになったら夏本番といった感じだ。実際はまだ梅雨が明けていないのだが。

アブラゼミ

 草むらからはキリギリスの声もする。鳴く虫なので秋の虫という印象だが、梅雨の後半ごろから鳴き声が聞こえる。木にもとまっていた。

キリギリス

 いつもの猫たちのたまり場には、毛割れしたキジトラの老猫が1匹だけいた。以前来るたびに見かけていた片耳のつぶれた白っぽい猫はここしばらく姿が見えない。ここの猫たちは不妊、去勢手術をして世話されているので、繁殖することなく少しずつ姿を消し、数年後にはいなくなってしまうのだろう。

白黒の猫

 この前にはまだ残っていた泰山木の大きな花はもう消えていたが、ムクゲのピンクの花が、一面の緑の中に彩りを見せていた。

 いつも通り大和川沿いの自転車道からぐるりと一周し、小一時間ほど歩いて帰った。

ムクゲの花