ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

曽爾高原から御杖村へ ~ 其の二

みつえ高原牧場

 今日は先週土曜日の続きです。

 ファームガーデンから曽爾高原に続く道をそのままずっと進んでいき右に曲がるとみつえ高原牧場が見えてくる。私がこのあたりに足を運ぶときは、曽爾高原とみつえ高原牧場はセットになっていて、外の広大な牧場に放牧されている牛を見て帰る。

 ここには色で分けると白黒の牛、白茶の牛、茶色の牛、黒毛の牛の4種類がいる。黒毛牛はたくましく強そうな感じがする。

黒毛の牛たち

 下の写真はくつろいで世間話でもしていそうな白黒牛と白茶の牛。私はなんとなくこの白茶の色が気に入っている。

白黒牛と白茶の牛

 最後に茶色の牛。去年ここに来た時のブログも同じような写真の組み合わせだった。牛しか写真に撮るものはいないからしかたない。

茶色の牛

伊勢奥津

 ここで帰路についてもよかったのだが、この日はJR名松線の始発駅である伊勢奥津駅の方まで足を延ばしてみた。名松線は2009年の台風被害で不通となり、線自体の存続も危ぶまれてきたが、地元の支援によって2016年に運行が再開されたという路線だ。

伊勢奥津駅

 そうはいっても、現在の状況から、いつまた廃止の方針が打ち出されるかもしれないというので、地元でかなり支援しているといったところのようだ。駅構内も一般的な駅とは違った様子になっている。

列車は1日8本

 駅の横には観光案内所があり、土産物なども売っている。アットホームな雰囲気だった。売っているお茶の宣伝も兼ねてだろうが、店に入るとまず、紙コップに入ったお茶を出してもらえる。

伊勢奥津の観光案内所

「みんなで守ろう名松線」の張り紙も

 もともとこの駅の周辺は、伊勢本街道奥津宿という宿場町で、お伊勢参りが盛んであった時代から昭和の中頃までは栄えていたという。そんなノスタルジックな雰囲気を消さないように、地元でも協力しているという印象だった。

昔の味わいを残す建物

 町を歩いていると、落ち着いたたたずまい。木の板に「おんばさん」と書かれた表示があり、何かと思うと延命地蔵の社があった。下の写真の左側の社の梁に渡した棒から吊るされているのは子どものよだれ掛けで、もともとは流行り病から子どもを守るための社だったようだ。

 あたりを少し散策して、帰路についたのだった。

延命地蔵