最強寒波
今日は最強寒波ということで、先週くらいから警戒が必要と言われていた。たまたま私は今日仕事が休みで、これは別に寒いから休むというわけではなく、明日仕事に出る代わりに今日振替で前々から休日となっていたのだった。
十年に一度の寒波とのことだったが、朝起きて外を見ると特に雪が降っているわけでもない。私の住んでいる奈良県北部は比較的影響が少ないようだ。朝の7時ぐらいから散歩に出かけた。いつもの通り田原の中の道を歩いてみると、雪がうっすら積もっているが、あとは普段とそうかわりがない。
ネットで見ると最低気温がマイナス4℃近くになっていたようだ。奈良盆地はもともと冬の冷え込みが厳しく、1月下旬は朝、氷点下になるのが普通だが、さすがにここまで冷えると寒さが体にしみる。朝のニュースで早朝JRの大和路線などが運行見合せというニュースが流れていたが、なんとか電車も動いているようだ。
この寒さの中でも鳥たちは普通に活動しているようだった。ハクセキレイ、ツグミ、ヒヨドリ、スズメなどが普通に飛び回っている。私が子供の時、家にキンカチョウを飼っていて、秋の終わりぐらいだったか昼間外に鳥籠をつるしておいて、夜家の中に取り入れるの忘れていて、一晩で死なせてしまったことがあるのだが、野鳥はやはり寒さに強いのだろう。
冬の風景
午前中から、用事も兼ねて町を歩いた。気温は低いが風はなく、晴天なのでそれほど強烈な寒さは感じない。着こんでマフラー、手袋で歩くとちょうどいい感じだ。
少し足を延ばしたところに椿の専門店があり、そこの庭で花が咲きかけていた。山茶花は大衆的な冬の花だが、それと比べて椿は少し気品を感じる。
空き地にはトラ猫が一匹。ひなたぼっこしていた。猫は寒がりというイメージだが、そんなこともないのだろう。
カヤが生い茂っているところにスズメが群れをなしてとまっていた。いちばんありふれた鳥という印象だが、昔に比べるとずいぶん数が減っているという。私の住んでいる地域では、まだこうして群れでとまっているのもよく見る。
風景の写真を2枚ほど。上は県道9号線の橋の上から見た富雄川。下は松尾山頂上の、NHK奈良放送局の電波塔の遠景。普段の散歩エリアから少し外に出ると、また見える風景も変わるのだった。