晴天の朝
今日は朝から晴天。雲一つなく、朝日の光を存分に浴びて散歩をした。やはり朝は青空の下歩くのがいい。
電柱に黒い鳥が1羽とまっている。カラスかと思ったが、近寄って見るとカワウのようだ。サギは時々電柱にとまっているのを見るが、そばに大きな池があるわけでもないのに、こんなところにカワウがいるのはあまり見たことがなかった。何を眺めているのか。
宝山寺へ
ここからは、月曜日の午後の話。
昼からは家でゴロゴロしていようかと思っていたが、空も晴れているのでちょっと外出。生駒の宝山寺に行くことにした。県内でもあまり足を運んでいない場所というのはあるもので、ここは生駒山にケーブルで登る時の乗り換え駅なのだが、しっかり寺に参詣したことはなかった。
この日はケーブルではなくバイクで行った。府民の森なるかわ園地に行った時と同様、矢田自然公園子どもの森の向こうから国道308号線に入るというショートカットルート。暗峠のかなり手前で右に曲がって少し走れば宝山寺に到着する。道中、リュックを背負った方々が何人も歩いていた。ハイキングコースになっているのだろうか。
無料駐車場にバイクを置くと、昔ながらの「観光生駒」の看板が見える。この下をくぐって少し行くと、石段が続く通りにぶつかり、右手が宝山寺である。このあたりは昔は宝山寺新地という遊郭があった場所だが、現在はわずかにその残り火があるだけで、今風のカフェに模様替えしている店も多い。
宝山寺とは
宝山寺は真言律宗の大本山で、開山は江戸時代初期である。寺を創建した湛海という坊さんが商売上手であったのだろうか。宝山寺は「生駒の聖天さん」と呼ばれ、大阪商人など現世利益を求める人々の信仰を集め、多くの参詣者が訪れるようになった。生駒ケーブルの宝山寺線は日本最初のケーブルカーで、1918年営業開始というから早い。
参拝する
石灯籠が周囲に立っている長い石段を歩くと、向こうに大きな石の鳥居が見える。鳥居をくぐりさらに歩くと山門があり、右手に本堂がある。そこでお賽銭をあげて参拝した。やたらとお堂が多く、それぞれに賽銭箱が置いてあり、古代の寺のような伽藍配置があるわけではない。いかにも現世利益の寺と言う感じだ。参拝者は結構多かった。
本堂から、さらに両側にお地蔵が並ぶ石段を登ると奥の院がある。せっかく来たので、そこまで行き参拝してきた。奥の院のさらに上のお堂に張り紙があり、夜間に賽銭泥棒が頻発するので、夜、賽銭は下の寺務所に預けてくださいとのこと。せこい奴もいるものだ。
梅屋敷駅
奥の院に上がるところで、脇に道が出ていて、まっすぐ行けばケーブルの梅屋敷駅に出るとのことだったので行ってみた。この駅は何のためにあるのだろうか。以前から不思議に思っていた。こういった諸々のことも含めて、宝山寺界隈は、なんとなくあやしげな雰囲気の漂う場所である。
最後に、下の写真は梅屋敷駅のあたりから奈良方面を撮ったもの。間に見える小高い森林地帯が、私がこの日バイクで越えてきた矢田丘陵だ。