ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

赤目四十八滝を歩いた

夏も終わりの気配

 一昨日、昨日と雨が降って、少し過ごしやすい夜となった。夜中もエアコンなしでなんとか寝られる気候。今朝は早めに目が覚めたが、5時20分くらいで少し薄暗い。これからどんどん日も短くなっていくのだろう。

赤目四十八滝に

 今日は山の方に行ってみようと思い、頭に浮かんだのが赤目四十八滝。1年前に行ったはずだと思い、ブログを見返したら一昨年の9月だった。人間の記憶はあてにならないものだ。

 小回りの利く50㏄バイクなので近道を通ろうと、名阪国道横の側道を上りやまなみロードに出て、そこから笠間峠を抜けるというルートをとった。まだ昼間は暑いが、山の方は2,3℃気温が低い感じがして快適だ。

 赤目四十八滝はここはその名の通り、数多くの滝がある渓谷が4㎞にわたって続く自然美で知られている。昔からある観光地なので落ち着いた雰囲気があり、出ている店も変わらない。

店も変わりない

 ここは忍者修行の里でもあるらしく、忍者体験の案内看板が出ていた。この看板は、前に来た時も目についたが、実際に体験活動をやっている人は目にしない。

忍者体験もやっている

 店が並んでいるところを通り過ぎて少し歩くと、四十八滝への入山入口になる。ここで入山料金500円を払って中に入る。この入口の建物にはオオサンショウウオの看板が取り付けられているが、この建物はニホンサンショウウオセンターという施設でもあり、生きたオオサンショウウオが水槽に飼われている。オオサンショウウオを眺めてから入山。

入山する

 

四十八滝

 四十八滝のいちばん奥まで歩くと90分はかかる。上り下りが多いコースで岩場の滑りやすい箇所もあるのでそこそこハードだ。2年前に訪れたときは、少し時間が遅かったこともあり、途中の百畳岩というところまで行って引き返してきたのだが、今日はそれよりは少しでも奥まで行こうと思いながら歩いた。川には小さな魚が泳いでいる。

魚が泳いでいた

 岩場の間を川が流れ、ところどころで渕になったり滝になって水が流れ落ちたりしている。滝の横には木のプレートが立てられ、滝の名前が書かれている。なかなかうまく水の流れを写真に撮れないが、いくつか紹介。

 まず、霊蛇滝。広く深い渕にゆるやかに流れ込んでいる。

霊蛇滝

 次は不動滝。上の霊蛇滝よりも急な角度で滝壺に水が落ちている。なかなかいい感じの滝だった。

不動滝

 次の滝は布曳滝。滝の水が白い一本の太い線になって落ちている。

布曳滝

 次が陰陽滝。岩の上を水が滑るように流れて落ちる。これは少し迫力ある感じで撮れたかもしれない。

陰陽滝

 最後に姉妹滝。左と右に二つの滝が流れ落ちているところかが姉妹を連想させるということだろうか。

 他にもたくさんの滝があったが、ひとつひとつ見せる顔が異なるのだった。今日は百畳岩を過ぎてかなり歩いたのだが、いちばん奥までは行かずに引き返した。

姉妹滝

 下の写真は、赤目牛なる石の置物。「赤目」という地名は、役行者が、修行中に赤い目の牛に乗った不動明王に出会ったとの言い伝えに由来しているそうだ。

赤目の牛の置物