ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

2023 桜を見る ~ 近江の桜①

桜が見頃

 新聞に載る桜だよりも、満開が大半になってきた。桜は足が速いので、今週末を過ぎると次々と散り始めることだろう。今朝は木曜で仕事が休みの日。朝の散歩は城跡の方を歩いた。月曜日の仕事帰りにも寄ったが、夕方で曇り気味だった。今朝は快晴で青空が広がっている。散歩コースのお寺の前にはってある金言が、数日前から変わっている。今回はストレートな言葉だ。

お寺の前の金言

 6時台だというのに、桜の季節だからか、散歩している人が多い。ご高齢の方が多く、私と同様、カメラを取り出して撮っている。

城跡の桜

 郡山は知る人ぞ知る金魚の名産地で、お城まつりには金魚が展示される。これは昔からの恒例。桜と金魚もよく似合う。まあ、桜は何にでも似合うのだが。

金魚と桜

 道の脇に鮮やかな花。これは桜ではなくハナモモのようだ。同じ木に、薄いピンクと少し濃いピンクと、色が少し違う花が咲いている。

色鮮やかなハナモモ

 堀には、まだ旅立っていないカモが泳いでいる。桜が散る頃にはカモもいなくなるのだろうか。

桜の向こうを泳ぐカモ

近江の桜

 県内の桜はよく行くので、今日はちょっと足を延ばすことにした。今まで行ったことのない場所と思い、滋賀県まで足を運び、琵琶湖疎水から三井寺、日吉大社あたりの桜を見ることにした。このあたりに桜の季節に来るのは初めてだ。

 バイクで北に向かい、平城宮跡の横を走っているとここも桜が満開になっていた。1週間前に来た時には三分咲きから五分咲きだったのに早い。というわけで、降りて散策して写真も数枚撮った。

平城宮跡も桜が満開

 ここの桜は古木が多く、枝ぶりもすばらしく、圧倒される。次の土日あたりは花見の人でいっぱいになるのだろう。

空間が花で覆われる

琵琶湖疎水の桜

 道中、桜を見るたびにとまっていてはなかなか着かないので、ここからは一直線に目的地に向かう。

 琵琶湖疎水とは、琵琶湖の水を京都に流すために明治時代に作られた水路だ。近くのキリン堂の駐輪所にバイクを置いて歩く。ここが人気の花見スポットだというのは、絶好の撮影ポイントがあるからで、人だかりができている。なるほど、確かにすばらしい景観だが、同じアングルで何千人もの人が写真を撮っていると思うと妙な気分だ。いちばんいいポイントにはすぐ入れそうになかったので、その少し横から撮ってみた。

琵琶湖疎水の撮影ポイントから

三井寺の桜

 ここから三井寺は、歩いてすぐのところにある。三井寺は、園城寺(おんじょうじ)が正式な名で、平安時代に「寺」といえばこの寺を指すほどの格式ある寺だ。仁王門の前に桜が見える、

三井寺

 石山寺や日吉大社は何回か訪れているが、三井寺に入るのは初めてだった。一言でいうと、見どころがたいへん多い寺だった。とにかく敷地が広大で建物の数も多い。しかも境内のいたるところに桜が咲いているというので、平日ではあったが訪れている人が多かった。

桜でいっぱいの境内

 三井寺は高い場所にあるので見晴らしがいい。桜の向こうに大津の町並み、そして琵琶湖が見えるという情景がなかなかよかった。

桜の向こうに町並みと琵琶湖が見える

☆明日に続きます!