朝の散歩
水曜日の朝。いつも通り朝の散歩に出かけ、田畑の中の散歩道を歩く。冬が近づいてくると、紅葉の無い場所では、風景の中の彩りも少なくなっていく。
晩秋の花あれこれ
歩いていると、道の脇にいきなり現れたような黄色い菊の花の塊があった。今まで通ってきて気づかなかったはずはないので、育ってきたのではなく花を持ってきて、そのまま植えたのだろうか。早朝のまだ日が見えない時間だが、何かその場所だけが明るい光を持っているように見える。小菊をドーム型に仕立てたものをボサ菊というらしいが、そういう植え方にも見える。
前にコスモスが刈り取られたすぐ横の畑には、チェリーセージの赤い花が咲いていた。初夏から晩秋まで咲くというから、1年の半分くらいが花期ということになる。丈夫で長持ちの花。
貯水池の横のフェンスには、まだマルバアサガオが花を咲かせている。去年も12月になるまで咲いていた。これもなかなか息の長い花。
実がいっぱいになった柿の木の向こうを近鉄電車が走り抜けていった。絵になるかと思ったが、それほどでもないか。