ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

和束から信楽へ ~ 其の一・和束篇

雨の朝のカタツムリ

 昨日は夜中にかなり降ったようだ。朝起きて見ると空はどんより曇っているが、雨は降っていない。天気はこれからよくなるという予報だったので、朝食後、傘を持たずに散歩に出かけた。城跡に向かう道を歩いていると、道の横の桜の木にかたつむりがいるのが見える。普通の大きさのもいれば、小指の先くらいの大きさの子どものカタツムリもいる。子どもでも、大人のカタツムリとまったく同じ形をしているのがおもしろい。

雨の後のカタツムリ

小さな子どものカタツムリ

 カタツムリを撮っていると雨がポツリポツリ降り出して、そのうちに傘が要るほどになった。雨雲レーダーを確認しておけばよかったと思うが後の祭り。幸い、少し歩いたところに屋根のある休憩所があったので、座ってぼんやりと雨やみを待った。20分ほどすると傘が要らないくらいになったので堀端を回って帰宅。堀にはやはり水鳥はいなかった。

信楽へ

 天気は回復するとの予報が出ていたので、今日は遠出することにした。ふと思いついたのが信楽。ブログを見ると去年の10月末に訪れているので半年ぶりになる。ルートはこの前と同じように、車の通行量が少ない加茂から和束を抜けて行く道を通ることにした。

和束で寄り道

 家を出て和束にさしかかったのが10時半頃だったが、なかなか空がすっきりと晴れず肌寒い。そこで和束で少し歩いて体を温めようとバイクを降りた。和束は「茶源郷」という看板が上がっているくらい茶畑が多い。畑に扇風機が何本も立っているが、これは寒い季節の霜除けらしい。田んぼはすでに田植えが終わっている。私の住んでいるあたりではまだだが、そろそろそういう季節なのだろう。

「茶源郷」和束の茶畑

 道端に、黄色い花が繁茂している。これはオオキンケイギクという外来種で繁殖力がたいへん強い。ぱっと見て華やかに見えるのだが、なかなかしぶとい花なのである。もっとも外来種とか在来種といって区別するのも人間の都合で、外国から持ち込んでおいて生態系がどうのこうのと言うのも勝手な話だ。

オオキンケイギクの花

 和束をバイクで抜ける時、いつも目に付く店がある。いつ通っても店の横に猪の毛皮が干してあるのである。ずっと同じ毛皮ということはないから、かなり数多くの猪を消費しているのだろう。看板を見ると猪肉の専門店のようだ。

猪の毛皮が目立つ店

 歩いていると、作業場のような建物の前に黒猫が一匹。大きな目を丸く見開いてこちらを見ていた。

和束の黒猫

 和束をぶらついていたら、いつのまにか昼ごろになってしまった。空はなかなか晴れず、相変わらずすっきりしない天気だが、バイクに乗って信楽の方に向かった。道は木津信楽線と呼ばれる狭い県道だが、ずっと信号がなくすれ違う車も少ない。しばらく走ると国道に出て、信楽の町が近づく。

曇り空の和束町

☆続きは明日か明後日のブログで