ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

青谷梅林から宇治へ ~ 其の二

雨の後の朝

 夜中はかなり降った。朝まで雨が残るかと思っていたが、6時半頃には曇り空ではあるが雨はやんでいたので、少し朝の散歩をする。散歩コースの畑の横に枝ぶりのいい梅の木があり、開花が遅かったが、今朝見るときれいに咲いていた。梅の花の写真を載せられるのもあと少しか。

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散歩コースの梅の花

宇治へ

 ここからは一昨日の続き。

 青谷梅林に寄って散策していたら11時過ぎになっていた。そこから宇治に向かう。国道307号線から宇治川沿いの道に折れ、曲がりくねった道を進むと、時代を感じさせる旅館や食事処らしき建物が並ぶ場所に出て、宇治に着いたという感じがする。バイクを置き喜撰橋という朱塗りの橋から中州の宇治公園に渡った。宇治川の風景はいつ見てもいい。

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喜撰橋から川上を眺める

この鳥は?

 川を眺めていると、あまり見慣れない水鳥が泳いでいた。カモのようだが、近所の堀や奈良県内の池であまり見たことがない。くちばしがオレンジ色で細く、頭が黒っぽい。後でネットで調べると、カワアイサという鳥のようだった。

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カワアイサ?

 宇治公園のいちばん下流よりから眺めると、岩の所に水鳥たちが集まっている。顔は見えてないが、岩の上にいるのがカワウで、周りで子分のような様子で泳いでいるのがキンクロハジロだろう。宇治公園には鵜が飼われている大きな鳥かごがあるが、そこにいるのはウミウで、カワウよりひと回り大きい。実際に鵜飼に使われるのはウミウの方である。

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カワウとキンクロハジロ

源氏物語ミュージアム

 宇治公園から、もう一つの赤い橋、朝霧橋を通って対岸に渡った。平等院とは反対側だが、こちらにも寺社がいくつも建ち並んでいる。宇治といえば源氏物語。宇治上神社の横を抜けて少し行くと源氏物語ミュージアムがある。以前に1回来たことがあったが、入ってみた。入館料600円だがJAF割引で480円になるのでお得感がある。

 ここは映像展示が充実していて、20分の短編映画も2本上映している。一本は「浮舟」で、これは前に来た時もやっていたが、人形を使った実写でたいへんよくできている。もう一本は「GENGI FANTASY ネコが光源氏に恋をした」というアニメで、こちらは初めて観たが、私のちょっと苦手な感じだった。まあ個人の感想ということで。

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源氏物語ミュージアム

和束を回って帰宅

 源氏物語ミュージアムを出て、少しぶらついていると2時過ぎになったので、そろそろ帰路に就くことにする。少し遠回りだが、和束町の方を回って帰った。和束はのどかでいい土地だ。前にここを通った時に「日本で最も美しい村」という看板が立っていて、さすがに言い過ぎだろうと思ったが、NPO法人の「日本で最も美しい村」連合というものがあって、和束はその52番目の加盟団体らしい。

 和束といえば茶畑。少し離れると、抹茶ロールケーキが何本も並んでいるように見える。和束を少し歩いて、加茂の方を回って帰宅した。

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和束の茶畑