ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

初夏の宇治川の風景 ~ 増水

休日

 今週は普段休みの木曜と金曜が振り替えになって、今日が休日だ。週末3連休の形だが、明日明後日の予報が雨模様なので、心おきなく出かけるなら今日ということになる。

 朝の散歩は6時前から。結構冷えると思ったら、朝の最低気温は8℃台だった。奈良は暑い時は暑く寒い時は冷え込む。休みなので少し長い距離を歩こうと佐保川沿いの道を歩いた。

朝の佐保川沿いの風景

 道の横に花壇があり、季節の花が開花している。新緑の中、そこだけが色づいて目に映る。

花壇に季節の花

 草むらに勢いよく咲いているのは、青紫色のナヨクサフジ。外来種でいかにも生命力が強い。こういった植物は、近年急速に増え出したものが多く、野原の光景も私の子どもの頃とはかなり変化しているのだろう。

繁茂するナヨクサフジ

宇治へ

 天気がいいので少し遠出することにした。思い浮かんだのが宇治。宇治は観光地で人もそこそこ多いが、いい場所なので年に1,2回足を運ぶ。

 国道24号線の東の裏道を北上し、307号線に入り、宇治川沿いの道を走っていくのだが、やけに川の流れが激しい。宇治川の左岸(平等院側)にバイクをとめ、いつもは中州の宇治公園に渡るのだが、今日は橋が閉鎖されていた。天ヶ瀬ダムの放流のため水量が増していて危険であるからのようだ。

白い波頭が見える宇治川

 案内板が立てられていて、電光掲示板でも案内をしている。橋を二つ渡って中州から向こう岸に行く感じが好きだったのだがしかたない。

放流で水量増加

 中州の宇治公園に渡れないので、宇治橋まで左岸をのんびり景色を眺めながら歩いた。平日なのに観光客はそこそこいる。木立の向こうに平等院の鳳凰堂がのぞいている。平等院は2回入ったことがあるので今日はパス。

船が波に揺れる

  川の浅瀬にカワウが立っている。宇治川は鵜飼でも知られるが、鵜飼で使う鵜はウミウだ。ウミウの方が体も大きく強いらしい。カワウの写真を撮って後で見ると、そばに小さな鳥が1羽写り込んでいた。

2羽のカワウと

 宇治橋を向こう岸に渡り、天ヶ瀬ダムのあたりまで歩いた。ここまで歩くといい運動になる。朝は肌寒かったが、昼頃になって気温が上がり、歩くと汗ばむくらいになっている。

天ヶ瀬橋

 天ヶ瀬ダムの手前に関西電力の志津川発電所跡があり、このあたりの景観もなかなかいい。今日はダムからの放流もあって、なかなか迫力ある風景だった。下の写真はダムを撮った。前を鳥が飛んでいる。

放流するダム

 次の写真は志津川発電者跡も入れたアングル。上手い人がいいカメラで撮ったら迫力ある写真になりそうだ。

天ヶ瀬ダムと志津川発電所跡

 天ヶ瀬ダムの手前まで来て元の道を引き返した。対岸に渡るのも宇治橋まで戻らなくてはいけないので時間がかかる。途中で宇治神社に寄って手を合わせて来た。場所柄、このあたりには神社仏閣が多い。

 バイクを置いたところまで戻ると結構足が疲れていた。帰りにどこか寄ろうかと思っていたが無理せず帰路についた。

宇治神社