ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

大仏鉄道へ ~ 其の一

連休の中日

 今日は三連休の真ん中の日で、天気もよい。7時半頃から朝の散歩に出かけた。街の中を歩いていると、家の前にバラの花を植えておられる家があり、赤いバラがきれいに咲いていた。こんな季節にも咲くのだろうかと思った。

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赤いバラの花

ケリ

 田畑の中の道を通って歩いていると、横の田んぼに鳥がいる。ヒヨドリかムクドリかと思ったが、すこし体が大きく黄色い足が長く見える。写真を撮ったが、少し離れた場所にいたのであまりよく撮れていない。帰ってネットで調べると、どうやらケリという鳥らしい。チドリの仲間だとか。そんなに珍しい鳥ではないようだが、名前を聞いたことさえなかった。ブログを書いてると知識が増えていくのはいいことだ。

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ケリ

大仏鉄道

 明日も休みだが雨予報と言うことで、今日は歩いておこうと思い、大仏鉄道の遺構巡りをすることにした。

 大仏鉄道は、明治時代の鉄道会社「関西鉄道」が加茂と奈良を最短距離で結んだ約10キロの路線の愛称で、明治31年に開業したというからかなり古い。開業当初は利用客も多かったようだが、起伏の多い路線だったため、明治40年に現在の関西本線のルートの開通によって廃線になったという。現在、線路は残っていないが、橋脚や隧道が残っている。鉄道好きの方にはなかなかロマンあふれるコースなのだ。すべて歩くと13㎞くらいになる。

久々に猫の物語

 大仏鉄道の遺構巡りは加茂駅がスタートになるので、まず、JRで加茂まで行くことになる。最寄り駅まで行く時、朝の散歩で通る公園を抜けて行くのだが、そこに3匹の猫がいた。下の写真では右に2匹、左端に1匹写っている。右端の黒猫がオス猫で、あとの2匹がメス猫なのだが、この3匹には去年からの因縁がある。簡単に言うと、黒猫がモテる奴で、後の2匹が取り合いをしているという構図である。(お暇な方は、去年の9月4日と10月11日のブログをご覧ください)

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因縁のある3匹の猫

加茂駅から遺構巡りへ

 猫の話はこれくらいにして、大仏鉄道遺構巡りの話に戻る。

 JRの加茂駅は、大和路快速の終着駅である。大阪発の列車が奈良を越えて加茂まで直通するようになってから、大阪への通勤が便利になり、開けてきた場所でもある。駅を降りてすぐの所にランプ小屋という遺構があった。これは鉄道開業時に駅の油庫として建てられたもので、レンガ造りである。私はレンガ造りの建物が好きで、見ていると心がゆったりする。加茂駅の近くを歩いたことは何回かあるが、この建物を意識して眺めたことはなかった。

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ランプ小屋

 ランプ小屋を過ぎて線路に沿って歩いて行くと、小学校の脇にSLが展示してある。「昭和12年生まれ」と表示されていたので、大仏鉄道で走っていたものではないが、昔の鉄道の面影を伝えてくれる。

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展示されているSL

 さらに少し歩き、踏切を渡ると、のどかな田園風景が広がっている。連休中で天気もいいのに歩いている人はほとんどいない。まだまだ先は長い。

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のどかな田園風景

☆この続きはまた明日か明後日のブログで。