穏やかな冬の日曜と水鳥たち

今朝の空

　日曜日の朝、食事の後７時過ぎから外を歩く。空は雲が多いが、雲が切れ切れに浮かぶ間から青空ものぞいている。気象台の天気の定義は、空全体に雲が占める割合が１割までなら快晴、２割から８割が晴れ、９割以上なら曇りだという。晴れの範囲がかなり広い。そう考えると、この空はなんとか晴れの範囲に入っているようだ。

f:id:naraneko:20211212081546j:plain — **今朝の空**

コサギ

　畑の間の道を歩いていると、貯水池に白いサギがいた。いつもいるやつに比べて小ぶりで、嘴が黒く、脚の指だけが黄色い。これはコサギである。今朝はカモが２羽ほどいた以外、ダイサギやアオサギはいなかった。大きなサギがいるときはちょっと遠慮しているのだろうか。なお、カモはハシビロガモだった。

f:id:naraneko:20211212082814j:plain — **コサギ**

カモたちの餌の争奪戦

　天気が良くなり小春日和となってきたので、昼食前にまた少し近所を散歩。いつもの堀の近くに別の堀があるのだが、そこは水鳥の数が少ない。今日はカモが二羽だけ泳いでいたが、カルガモだった。もう一つの堀ではカルガモはあまり見ないので、縄張りがあるのだろう。

f:id:naraneko:20211212115335j:plain — **二羽のカルガモ**

　いつもの堀の横を通ると、カモに餌をやっている人がいた。パンくずのようなものだったと思うが、餌をまきかけた途端に周囲のカモたちが泳いで、また離れた場所にいるやつは飛んでやってくる。少しの間に、目の前の水面はカモだらけになり餌の争奪が始まった。ヒドリガモ、ハシビロガモにオオバンもいる。水鳥の世界も厳しい。

f:id:naraneko:20211212115807j:plain — **餌の争奪戦**

秋篠川から垂仁天皇陵へ

　日曜の午後は天気が良ければ近場を少し散策することにしている。今日は西ノ京近くの秋篠川べりと、垂仁天皇陵の周辺も歩いた。明日から寒くなるらしいが、歩くのにちょうどいい気候だった。秋篠川はこの辺り、水量も少なくあまり水もきれいではない。釣りをしている人がちらほらいたが何を釣っているのだろうか。

f:id:naraneko:20211212153326j:plain — **秋篠川沿いの散策路**

　垂仁天皇陵はみごとな前方後円墳で、水をたたえた濠に囲まれている。陵の中には入れないが、濠の外から景観を眺めることはできる。下の写真は方形の側から撮ったものだが、ここにもカモがたくさん泳いでいた。最近気になっているので観察してみたが、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモとひととおり見つけることができた。日曜の穏やかな午後が過ぎてゆく。