秋分の日
今日は秋分の日で休日。午前中に墓参りに行くことになっているが、朝はいつも通りに近所を散策する。快晴で空気もひんやりとして心地よい。町の中から堀端を通る、比較的長いコースをゆっくりと歩いた。
今朝は猫の写真を2枚。堀の横で猫が水を飲んでいた。猫の給水などあまり考えたこともなかったが、野良猫は池や水たまりの水を飲むしかないのだろう。
堀の横の草むらでは、三毛猫が歩いていた。この辺りで今まで見たことがあるのはキジトラと茶トラ白と白黒だったので、新顔になる。
墓参りに
9時頃から家の者と墓参りに。盆から秋の彼岸までの間は期間が短いので、つい最近墓参りにきたような気がする。墓の周りを掃除して、花と線香をあげて、手を合わせる。年に4回の習慣となった営みである。わが家の墓は、20年ほど前に今ある墓地に移ったのだが、墓参りに来た回数をすべて合わせても100回にならない。もっと回数を重ねているような気がしていた。
彼岸花
季節柄、彼岸花の話題でも。
彼岸花と桜は似ている。桜は散り彼岸花は枯れるところは違うが、ある時期に至る所で咲いていて、花期が短くすぐに消えるところが似ている。自己主張が強く、風景の中に花の色が塊となって存在し人目を引くところも似ている。ただし、日本人の美の世界の中での扱いは対極的で、古来桜を詠んだ和歌は数えきれないほどあるが、彼岸花を詠んだ和歌は皆無に近い。近代の短歌や俳句になってやっと数が増えてくる。
突き抜けて天上の紺曼殊沙華
教科書にもよく載る山口誓子の有名な句だが、色彩的なイメージが鮮やかである。先週くらいから出かけた先で時々彼岸花の写真を撮っているのだが、このイメージの写真が撮れなかった。下の写真は数年前に撮ったものだ。