ナラネコ日記

私ナラネコが訪ねた場所のことや日々の雑感、好きな本のこと、そして猫のことを書き綴っていきます。

季節は気まぐれに

秋の気配

 自然は私たちが知らないうちに少しずつその姿を変えていき、ふと気づけば新しい季節が目の前に姿を現している。

 今日は朝から曇り空であったが、先々週あたりからの長く激しい、そして気まぐれな雨もそろそろ終わりかといった気配を感じた。いつも通り、町を歩き公園を通るという散歩コースを歩く。気温はそう高くないようだが湿気が多く、空気がねっとりと体に絡みつくような感じで爽やかな感じはない。

 サボテンの鉢をたくさん玄関の前に出している家がある。以前も写真を紹介したと思うが、その時とは違う鉢のサボテンが開きかけていた。サボテンの花の命は短いのだが、どのくらい咲いているのだろう。

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咲きかけのサボテンの花

 いつもの公園を歩くとセミの声がしない。それに代わって草むらから、コオロギと思われる虫の声が聞こえる。ジーッジーッという感じの、小さくまだ遠慮がちの声だが、季節は確実に移り変わろうとしているようだ。路面にクマゼミの死骸が二つ、三つと転がっていて哀れを誘う。夏の終わりにはよく見る情景だが、これも蟻などが素早く運んでいき、すぐに姿を消すのだろう。

 道端に白いユリの花が咲いていた。背後の塀の羽目板と色がうまく調和してきれいだった。

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白いユリの花

公園の猫

 8月11日のブログで、公園にいた仲の良い2匹の猫のうち1匹だけが戻ってきていたことを書いたが、昨日の夕食後、公園を歩いていると、すでに戻ってきていた灰色の猫といっしょに、相棒の黒猫の姿も見えたのである。日が沈んだ後で暗かったので、100パーセントの確信はないが、おそらくそうだろう。しばらくの間姿を消していた猫が舞い戻ってくるという出来事が、堀端と公園の二か所で起こったことになるが、猫は気まぐれな生き物なので、よくある話なのかもしれない。

 下の写真は昨日見つけたトカゲ。体が大きかったので思わず写真に撮った。こいつらは動き回るので、このくらいきれいに撮れたのは私としては珍しい。ただ、後で調べてみるとこれはトカゲではなく、尻尾がかなり長いのでカナヘビのようだ。(爬虫類が嫌いな人はすいません)

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カナヘビ?

夏もまだまだ

 夕方、散歩していると朝より気温が上がったのか、セミの声はまだ聞こえていた。天気予報では、今週は最高気温34℃くらいになるという。まだ暑い夏も、そう簡単に引き下がってはくれないようだ。 

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まだ頑張って咲いている夏の花アサガオ